807_永遠のFAQ

音寄りの人<<<>>>文字寄りの人

「katobushi」さんがフォーラムで「音と文字のバランス」というトピックを立ち上げて、
わたしの言う多読・tadokuは

根本的なところで、tadokuはかなり「文字より」なんだと感じた 」

と書いています。なるほどわたしは「絵が大事、音が大事」と言いながら、
いまわたしがやっていることはかなり「文字より」だとあらためて思いました。

そこで、上のリンクで書いたように、もっともっと「音より」に舵を切っていきます。
もちろん、「音寄りに近づいていく」のではなくて、「音から出発」できればいちばんいい
のでしょうけど、 そこは「文字から出発」したさだめ、おたおたもじもじした動きは
「音よりの人」から見るともどかしいこともあるでしょう。
ま、わたしとしては必死で軌道修正していると思ってください。

でも、これは軌道修正が停滞していると見えたら、ぜひまた電気ショックを与えてください!

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ところで、「音寄りの人、文字寄りの人」という区別もスローガンです。警戒しなければいけません。
二つの種類の間はおそらく色合いが無限にあるはずです。 

自分にしろ、ほかのひとにしろ、音寄りの人、文字寄りの人と決めつけないようにしましょう。もちろんわたしも気をつけます。

(かつてはずばり「音の人、文字の人」という二分法の言い方もしました。「音寄りの人、文字寄りの人」という言い方はそのあたりに気を遣ったものと考えてください。)

こんな「区別」はこれまでの「外国語教育」ではだれも話題にしていないだろうと思います。
世界では外国語をまず音として吸収して、それから音として発するのが普通だろうからです。

わたし自身ここ数年気にしはじめたことでもあり、だれもそんな区別の「妥当性」、つまり本当にそんな二種類の人がいるのか、二種類ははっきり違うのか、どの程度違うのか、といったことは知りません。

多読による外国語獲得がわたしの中では以前として仮説であるように、「音寄りの人、文字寄りの人」も仮の区別です。

世田谷区で、親子多読講演会!・・・ 「英語子育てはいかがなものか?」

世田谷多読クラブ 改め 英語tadokuクラブ が親子多読へ向けて
世田谷区教育委員会の後援を得て、10月6日に講演会を開催します!

多読講演チラシ(保護者むけ講演)後援.docx

近くにお住まいで関心のありそうな人がいたら、ぜひ紹介してください!

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英語子育てはいかがなものか? 各務原市講演から・・・

「英語子育て、英語育児」と言われる現象については何度も疑問を呈してきました。

このごろは多読講演会というと子どもを連れた人たちも多いので、
英語子育て、英語育児について、かなり強い口調を使うことお少なくありません。

先週土曜日の各務原市の講演でも、ひとしきりわたしの危惧を述べることに
なりました。

その様子を「みぃみぃ」さんがブログで書いています。
わたしとしてはみぃみぃさんがしっかり受け止めてくれて、うれしい気持ちです・・・

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アンケートのお願い! (改訂版)

みなさんにお願いしたいことができました。

2011年9月から始まったフォーラムに投稿しましたので、リンク先をご覧ください。

どうぞ、ご協力をよろしくお願いします!

いまはもう多読が普通になっている人もおおいことと思います。
けれども、始める前、始めるころ、始めた直後にはいろいろな迷いや疑問や悩みがあったのではありませんか?

多読はずいぶん広がってきましたが、まだ英語学習者数の1パーセントにもならないと思います。
多読三原則はもっと広がる余地があるわけです。
けれども「捨てる、飛ばす、投げる」は簡単には信じられないようです。

あなたの身の回りの人に多読を勧めたい時、どうするか?
Skypeおしゃべり会が作ろうとしている小冊子を渡してあげれば、初めの一歩が踏み出せる--
そういう本を作るために、懐かしい「多読初心者」のころを思い出して、アンケートに答えてください。

多読村宣言 大衆からエリート(?)へ 「常識」から非常識へ

「大衆からエリートへ」という宣言は、「常識から非常識へ」と言い換えることも
できます。

(もちろんいまの常識は将来の非常識へ、いまの非常識は将来は常識へと
評価は変わるはずです。)

わたしの妄想する村の行き先は常識の届かない
地の果て、水平線の向こう、虚空の彼方!

(そう、村が移動するのです! ひょっこりひょうたん島みたいに!!)

いわゆる uncharted waters (海図なき大海) ですね。
多読村がひょっこりひょうたん島ではなくて、ハウルの動く城のようだとすれば、
広場や研究室や図書館や国際空港を抱え込んで、えっちらおっちらと征く・・・
道なき道、人無き里、鷲や鷹の舞う高地を孤独に辿る・・・

かっこいいなあ!

で、どのくらい孤独かというと、パイロットはわたししかいないと思い込んでいた・・
わけですが、直前の記事で書いたように、それはまったくわたしの思い違い、
思い上がり、思い下がりだったわけです。

パイロットは村の人たちみんなだ! というもう一つの発言をご紹介します・・・

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「リアナ」さんのブログから 辞書を引くことについて

掲示板に投稿してくれるリアナさんは日本語の多読についてブログで積極的に
思いや考えを述べています。

で、あまりにたくさんの記事なのでなかなか読み進めませんが、
一つ、とてもすばらしい記事を見つけたので、お知らせしておきます。

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【毒】 メモ be動詞について

「じゃ、A動詞」もあるの?」と聞き返した人がいるそうですが、
この件名だけでもかなり毒を含んでいることがわかります。

ある人がしばらく前に 「be動詞は強調ではないか?」とわたしに問いました。

わたしはなんのことかわからずに、「う、どうかな? 考えておきます」とかなんとか、
答えたのだったと覚えています。で、きのうその意味が一部わかった!

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リアナさんのブログにtadoku インタビュー! 掲示板とほぼ同時掲載

みなさん、こんばんは!
さかい@tadoku.orgです。

たったいまだれでも多読サークルから帰ってきたら、
リアナさんがもうtadokuについてのインタビューを
ブログに載せていました。

ブログのページはここです!

かなり長いですが、拾い読みをどうぞ!

これを機に日本以外にtadokuが広まるといいと期待しています。

ううう・・・ ワクワク! 楽しみ!!

Flash card と多読 海外で日本語を学ぶ人たち

flash cards というのは「単語カード」のことだと言っていいでしょう。
表に英単語が書いてあって、裏返すとその日本語訳が書いてあります。

日本語を勉強している人はその逆をやるようですね。

下に紹介するリンクは、日本語を獲得しようとしている人が、
多読で flash cards と縁が切れそうだという告白です。

http://informallanguage.wordpress.com/

長いのですが、読んでみると、外国の人も日本で辞書を引きながら、
根性でお勉強する人たちと同じ道を通り、同じ悩みを抱えていることがわかります。

まもなく掲示板とSkypeおしゃべり会に参加している「リアナ」さんのブログで、
質問に答えて、多読で日本語を吸収しようとしている人たちと
多読三原則とその実際について、質疑応答をはじめます。

リアナさんがたくさんの質問をしてくれて、わたしはその返事をきょう送りました。
まもなくリアナさんはご自分のブログにQ&Aを載せるはずです。

お楽しみに!