劇薬シャドーイングの効果? またまた我が田に水を引く・・・
2012年2月19日
カテゴリ : 多読的リスニング(多聴), 多読的シャドーイング
タグ: 劇薬シャドーイング
NPOのことやなにかで忙しくて、自分で考えたことを書いている時間がなく、
(自分で考える時間がなくて)
いただいたメールばかり引用していますが、全体としてはtadokuの筋を
外していないつもり・・・
で、何度でも書きますが、
シャドーイングは評判が悪い! 劇薬シャドーイングはもっと悪い!!
けれども非常に結果が出るのが早い!
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今回の記事は12月から三鷹ネットワーク大学という市民講座ではじまった多読講座で、
劇薬処方されてしまったBさんのメールです。
シャドーイングは初めてで、「聞き取り→意味把握→スペリング→学校英語の発音に変換」という作業を瞬時にこなそうと疲労困憊してしまいました。
全部で10人の方が参加した1回2時間、10回の講座でしたが、
次第に3人の方が学校英語を一生懸命なさったことがわかってきて、
これは通常のシャドーイングには手強すぎると・・・
先生のシンハラ語の劇薬シャドーイングのおかげで、ただ聞いてそのまま発声すればよいのだと教えていただき、気が楽になりました。
最後の回にネットワーク大学事務局のKさんが作って下さったCDをお渡ししました。
すると、それから1週間でこういう変化を報告をしてくださいました。
今までも、NHKのニュースを英語版で聞くようにしていたのですが、いつも挫折して、途中でチャンネルを変えていました。そうか、どうせ聞き取れないのなら、シャドーイングの練習をしようと。かといって、全然聞き取れず、ただ、シャバシャバアバアバフニュフニュと、まったく意味をなさない音を発声し続け、スピードだけには付いていくことにしました。そうして、口が疲れたからちょっと休んで、今度は聞いてみようかと、耳を傾けたら、なんと、ほぼ聞き取れたんです。う~ん、これはまぐれなのか、たまたま内容を知っていたからかとか、半信半疑なのですが、でも、「あっ!」と思ったことは確かなのです。もう少し続けてみて、確かになったら、またご報告します。
(太字にしたのはさかい@tadoku.orgです。また、NHKのニュースは普通劇薬とは
考えませんが、「まったく意味をなさない言葉を発生し続けたところは劇薬
シャドーイングと同じだったと思われます。)
すごいでしょう!? 1週間ですよ!
これは騙されたと思って、騙されてみてもいいのではないか?
どうです、シンハラ語シャドーイング、1週間、やってみませんか?
「聞き取り→意味把握→スペリング→学校英語の発音に変換」という作業を瞬時にこなそうと疲労困憊
してきたみなさん、一度「理解、聞き取り、分かろう」はあきらめて、
劇薬をあおってみませんか? たった1週間!
シンハラ語のニュースは
このページの右のコラムにある スピーカーのマークをクリックすると聞けます。
ネットの回線速度を聞いてきますが、適当にどうぞ・・・
なお、シンハラ語が劇薬シャドーイングの入門によいことを発見したのは「Go」さん
です。ありがとー!!
それから、自分が「きちんと発音しているか? 聞こえた音を同じ音を出しているか?」
といったことが気になる場合は、以前の「肚裡」さんの意見を参考に、
自分のシャドーイングが自分に聞こえないようにすることもよいかもしれません。
(でもねえ・・・ 「やっぱり劇薬シャドーイングのせいではなさそうです」という報告が
来るかも・・・)