社員の3分の1が多読中!

「アキ子」さんという方からメールです。会社に仲間がたくさんいて、楽しく多読なさっている様子。
多読のいちばん大きな欠点ははじめのところでお金がかかることです。これは「快読100万語! ペーパーバックへの道」でも書きましたが、仲間を作ることで一気に安上がりになります。
もう一つのそれほど大きくない欠点は普通の英語学習法とちがって、レールが敷かれていないので、進み方に不安を感じる人が多いことでしょうか。
仲間がいるとどちらも見事に解決しますね・・・

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きゃもさんから送ってもらった本

「きゃも」さんという方からオックスフォード大学出版局が昔出版したGR(graded reader:段階別読み物)を送っていただきました。
Oxford University Press

このシリーズをご存知の方はほとんどいないと思いますが、わたしには懐かしいものです。懐かしいだけではなく、多読の歴史が書かれる日がかならず来ると思うので、大切に保存します。
きゃもさん、ありがとうございました!

続「文字が音の邪魔をする」

「シャドーイングが続かないわけ」のdr-patchさんから追伸です。ながーいのですが、特に電信のところが実に考えさせられる・・・
(さすが電気通信大学の教え子!)
この投稿もなぜか原稿だけ書いて投稿し忘れたものです。
dr-patchさん、ごめんなさい!
(まだ娘が小学校低学年のころ言いました。「とうさん、いつも電話であやまってるね」)

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本がテレビに勝った日・・・

北海道の「ノラ」さんのSSSの掲示板への投稿からです。
本というものは、むかしにくらべてどんどん軽くなってきているそうですが
(あなたの書くものは重すぎるっていつも言われている・・・)
本がテレビに勝つこともある!
(ノラさん、ごめんなさい! 前に書いてあったのに、投稿し忘れていた・・・)

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不安を抱えた先生たち・・・

いままで(曲がりなりにも)英語を教えてきた先生方が「多聴・多読」に踏み切るには、
二つの不安 が必要だとわたしは思っています。
一つは、今のやり方で生徒は英語を身につけようとしているだろうかという不安、
もう一つは、自分は英語を身につけているといえるだろうかという不安です。
(「身につける」ってどういうこと?という定義はおきます。)
試験や資格のために指導する人たちには、こうした不安は何のことかさっぱりわからないに違いありません。自分がある点数を持ち、資格を持っていて、生徒が試験に受かれば、点数が高ければ、それでいいじゃないか、というわけです。
そんな風に不安なしに多聴多読指導をはじめる人もいます。そしてこのごろはそういう人が少しずつふえてきました。「多読」という言葉が世間に通用するようになってきたと言うことなのでしょうね。これからはもっとふえるでしょう・・・ わたしはそういう呑気な人たちを「いなし」つつ、不安を抱えて指導している人たちの応援に専念しようと考えています。(この段落は初出時より少しだけ変更しました。)
きょうは「自分の英語についての不安」について、名古屋で児童英語教室を開いているある先生の投稿を紹介します。不安を抱えている先生がほかにもいると知っていただくだけでも、「応援」になるのではないでしょうか?

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福山講演会のアンケートのこと・・・

「おみなえし」さん、「陽だまり」さんが、福山講演会のアンケートをまとめて、送ってくださいました。ありがとー!
とくに最後の方の意見に注目してください。福山の講演会はわたしが1時間半、途中30分休んで、「近眼の独眼龍」さん、「ako」さん、「杏樹」さん、「おみなえし」さん、「陽だまり」さん、「アラベスク」さんが体験談をしてくださったのですが、これがとてもよかった。どんな集まりでも、わたしの話より実際に多読をしている人たちの話の方が真剣に耳を傾けてもらえます。それがわかって、このごろは極力体験談をしてもらうようにしていますが、今回のように長くたくさんの人に話してもらったことはなかったのです。これからはこれでいこう!と思いました。
http://tadoku.org/word/fukuyama_20070303.html