聞き読みに意見アリ! 反省 十四 バナナさんから・・・


要するにわたしは極端に記憶保持期間が短期なのですね。最短方向では5分を切ることもあって、わが研究室の研究員を唖然とさせることがあります。あまりのことに研究員は脳のCTスキャンを勧めました。そこでスキャンを受けたところ「異常なし」。ということは・・・?どういうことなんでしょう?
それはともかく、すでに2003年には聞き読みに関する議論がSSSの掲示板であったらしい・・・ 脳そのものに異常がないとすると、わたしがいろいろなことをすぐに忘れるのはなぜなのか?
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「杏樹」さんからもすでに2003年ごろの議論について指摘があったわけですが、「バナナ」さんからくわしい報告がメールで送られてきました。
わたしの記憶力が現代医学を越えた働きをするためにお忙しい暮れの何時間かを使わせてしまいました・・・

 2003、4年頃にみちるさんが「いっぱいやりました」という報告をたしかされて、それに刺激を受けて、私は06年ころまで集中的にLRをやりました。語数にすると100万語程度のLRをしたでしょうか?
 はじめた当時は200万語程度いっており、読むのはまあまあできるようになっていました。でも、聞く方(「リスニング」というべきでしょうか?)は、読むようにできなかった。という状態でした。
 リスニングをしようといくつかを聞いてみても、眉間にどんなに皺を寄せても分からない、あるいは、眉間に皺を寄せている間だけはわかるが、疲れてくるとわからなくなる。そんな感じで、リスニング=「嫌だな」という感じ。

ここが実は「ながら・・・」に関係するかもしれません。わたしも、「眉間に皺寄せて」一語一語を聞き取ろうとしたら、たちまち何を聞いているのかわからなくなります。広い意味の「ながら」は言葉の吸収に絶対必要なことかもしれません。(「広い意味」についてはそのうち書きます。)

 これをなんとかしたいなと常々思っていたところ、みちるさんの報告があり、刺激を受けてはじめまてみました。

これ、どの報告でしょうね? 「みちる」さん、覚えてない?

 はじめてみて10万語経ったときの記録と感想は下のとおり。
=<以下、掲示板投稿より>===========================
−LR記録(No-Title-Pub-words-star)
 1.The Smuggler(MRG) 18,000 [5]
 2.Turn of the screw(PGR3) 6,700 [2]
 3.The tales of mystery and imagination(OBW3) 11,000 [4]
 4.Catskill Eagle(PGR3) 8,100 [2]
 5.A white Heron(??) 5,000 [2]
 6.Billy Budd Sailor(??) 15,000 [4]
 7.A matter of chance(CER) 16,000 [5]
 8.K’s First Case(??) 8,400 [2]
 9.The amsterdom Connection(CER4) 17,000 [5]
 10.Kidnapped(PGR2) 5,000 [1] 投げ
 11.Fruitecake Special(CER4) 4,000 [5]
 03/11/18 より開始。計12万語
 注:[5]=★5つの意味
−感想
 ・せりふの表情がわかって、面白さ+1になります。
 ・特に、CERは「一気聞き」。息を呑みながら聞いています。
 ・通常の読書のときでも、音が(声が)聞こえてくるような気がします。
  (このへんは、錯覚の気もありますんで、あまり信用されないほうが)

いや、これは錯覚でかまわないし、錯覚でも何でもたしかに聞こえてくる人がほかにもいますね。聞こえてくると初見の英文も「英語の音の特徴を備えた音読」ができるようであります。
  (ちなみに、カタカナ英語で音読するのはドーピング目的でもない限り、
   あまり意味がないとわたしは見ていますが・・・)

 ・レベル2の朗読は遅すぎて、いらいらするようになりました。
  今聞いてて心地いいのは、レベル4。
 ・時々、本を読まずに聞いてても、ちゃんと分かったりします。
  (前はレベル4だとだめだったなー)
=<以上、引用終わり>===========================

バナナさんがマクミランの(当時は Heinemann Guided Readers に入っていた) The Smuggler を楽しんでいたことは覚えています!

 聞くだけだと、とても楽しめなかったレベルの音声がLRだと充分楽しめるようになる
ようで、けっこう楽しく続けました。
 『Lが主でそれをRで補助してやる』
 僕の場合はそういう位置づけでLRしていたような気がします。
耳中心で楽しんで「目では文字つらをなでて、耳の補助をする」。そんな聞き方だったで
しょうか?

聞き読みには「耳主目従」と逆の「目主耳従」があるかもしれませんね。二つの関係?割合?助け合い?邪魔し合い?はどうなってるんだろう?

 ただ、文字で補助してやるまでもないレベルの場合は、ギャクに「目で文字を追う」のがつらくなります。

これは「じぷた」さんの話と軌を一にしている?

 また、机に座ってやると、私の場合必ず眠くなります。なので、もっぱら、通勤電車の中で立ってLRしていました。

あ、これどなたかも言っていた! なるほど、です。

 あ、そうそう、そういえば、「初見」でLRするのでなく、すでに読んでいて好きな本をLRでもう一度味わうのも、やりました。読むだけだと手の届くレベルの本ですが、聞くだ
けだと手が届かなくなることはざらで、そういうときでもLRだと聞くのを楽しむ事ができました。
 「初見」のLRは、朗読のうまさや本の面白さ、簡単に読み終われる長さがないと、けっこう無理無理やってしまうようなところは、あったかな?
 その辺の自分のさじ加減というか、というのはあると思います。

これは、なににせよいちばん大事でしょうね、自分のさじ加減を見つけ出すこと、調整すること。

 あと、実は私にとっては、「リスニング」はけっこう難行苦行でして、英語の音に親しむということがそれまであまりなかったのですが、このLRを通して、大量の音に触れることができたのはよかったです。

おー、やっぱりそうですか・・・!
まだ音に親しんでいない人にも、「自分のさじ加減」を見つけながら聞いて見ることをお勧めします! 以前は(つまり今回のLR再発見前は)多読がかなり進んで、英語の語順のまま理解できるようになってから多聴へ進みましょう、なんていうことを言っていたのですが、どうもそうではないようですね。お金さえあれば、できるだけ早く聞くことをはじめたほうがいいかもしれません。(多読同様、多聴初期の素材は値段が高い!)

 書いていてLRした素材で大好きだったものを、思い出してきました。
 IndoorPirates
  この朗読はものすごく速いんですが、ものすごく芸達者で、一人で数人の声色を演じわけ、かつ、Fuunyなんだよね
 とか
 Fruitecake Special
  多読だけでも充分面白いのですが、朗読がうまい。満員電車でLRしてたら、笑ってふきだしてしまった
 とか
 ケネス・ブラナーが朗読する、カミュ「The Outsider」
  やっぱりケネス・ブラナーの声はいいな。とくに最後の主人公がたたみ掛けてしゃべるシーンがあるのだけど、あそこはいいな
 とか
長文になりましたが、他の方の参考になれば幸いです。
         バナナこと馬場七尾

バナナこと馬場七尾さん、長文をありがとー!
きっとたくさんの人の参考になると思います。
でもわたしとしては The Smuggler はもう買ってあるので、Indoor Pirates と The Fruit Cake Special と The Outsider を手に入れます!!