レベルの上がり方は十人十色。
こんな当たり前のことをここでまた強調したくなったのは、SSSの掲示板で「次は何を読んだらいいですか、教えてください!」というような質問がよく見られるようになったからです。
質問する人には罪はありません。多読が定着してきたために、自分の判断ではなく「ほかの人がたくさん、いいって言ってるから」っていう入り方は当然出てきます。それが「広がり」という意味なのでしょう。
数ヶ月前の「多読通信」(メール・マガジン)にも書きましたが、
そうやって多読に興味を持った人に、
多読では日本語に直さずに読むんだよ、
YLは絶対的なものではなくて、おおざっぱな目安なんだよ、
語数記録したくなければしなくていいんだよ、
記録してもいいんだけどね、
自分の感じ方を大切にね!
ということはこれから先、何度でも言った方がいいと思います。
そこで、今回は絵本から突然ペーパーバックへ飛び上がった例を二つ・・・
小学生と大学生です。
300_多読
10万語で頭の中が英語に?!
いま「ややこ式」掲示板で、脳に針をさしてどうとかいう恐ろしい話が進行中です。
今回の投稿はそれに少し関係があるかな?
すっごくいいぞぉー!
続いて、いわゆる「単語」のいわゆる「意味」について・・・
「islaverde」さんは実に切れ味の鋭い人で、好みもうるさい!
その舌鋒の鋭いこと、若草物語に出てくるライムの塩漬けってこんな?というくらい。
今回ご紹介するのは、わたしと意見がおなじとか、ちがうとか、そう言うことではないです。
とにかくislaverdeさんの文章の切れ味を紹介したい。
単語がわかるということ
もう、何度も何度も出た話題ですが、多読のFAQ堂々の第1位ということで、もう一度。
出典はわたしへの個人メールです。○○さん、ありがとー!
単語帳で泣いた日もあった・・・
「みゅ?とん」さんの報告です。ほぼ2年前です・・・
でもいつかこんな風に永久保存にしたいなとコピーしてあったのです。
わたしは「英語の先生」として、とても罪悪感があります。
たくさんの人を傷つけたにちがいないと思っています。
そしてまた、そういう人たちだけでなく、喜んでわたしの授業を聞いた人たちをも、
英語から遠ざけたと意識しています。
その罪の意識は相当深いらしくて、みゅ?とんさんのような報告を読むと、
少しだけ気持ちが軽くなるのです、勝手な話ですけどね。
日本語の多読へ?
去年の夏は理解不可能な暑さでしたね・・・
あの暑さのまん中あたりにいただいたメールかな?
寒さが最高潮に達しようという今頃になって投稿します。
英語の多読から多言語多読へという道はもうめずらしくなくなりましたが、
なんと、日本語の多読へも続いていた・・・!
飛ばし読みを日本語で実験!
「Julie」さんが、おもしろい実験をしてくれました。
こういう実験は間者猫さんの「日本語と英語でおなじ本を読んで読速を比べる」以来ですね。
みなさんもぜひ穴あき文を読んでみてください!
URLは http://paperback.blog10.fc2.com/blog-entry-845.html
「パンダ読み」の効果を実感・・・
およそ5ヶ月前に「サイコロ」さんがSSSの掲示板に投稿した体験談です。
なんというのか、文章に力がこもっているのか、パンダ読みで壁を乗り越えた喜びがそれだけ大きかったのか、わたしにはとても印象の強い投稿でした。
「パンダ読み」つまり「いつも読んでいる本よりもはるかに読みやすい本を読む(まだらに読む?)」といくつかよい点があります。
そこを読み取って下さい。
また、疲れを感じたらORTに戻ってほっと一息という「ガビー」さんの例もあります。
SSSの掲示板で検索してみて下さい。
数えているつもりが、わかるようになった・・・?
一見こどもさんの多読報告のようですが、ちがいます。こどもさんの多読を手伝っているうちに英語がわかるようになってしまった「kurofune」さんの話です。
それだけのこと、とも言えますが、わたしにはさまざまな示唆に富むエピソードと思われます。いつか、この話につながる報告がいくつか出てきたら、どうつながっているのか、わたしにとっても、みなさんにとっても、少しずつ明らかになると思います。
再読のすすめ
再読にはよいところがいくつもあります。
けれども、いくらよいといっても、お勉強のつもりで繰り返し読むのは・・・
すすめられない。杉樽は及ばざるが如しって、そういう意味でしたっけ?
(誤変換はそのままにしておきます。)
で、本の内容が楽しみだからという再読・三読の場合はこんな利点が・・・
一つは、お金が節約できる!
二つは、楽しいことがわかっている!
三つは、吸収がよい(楽しんでいるうちに「お勉強にもなる」)!
四つは、自分の成長がわかる!
四つ目は「くらべるのは昨日の自分」という多読界(?)の標語(?)そのもの。
そして、その実際を「春子」さんが新年早々に記録してくれました。
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