この夏の日本は異常に暑いのですが、
わたしにとってはいままででいちばん忙しい8月でした。
(わたしには、暑くて熱い夏?
なお、世界の地域では特に暑い夏でもなかったらしい・・・)
その充実した8月もおとといの金曜日ときのうの土曜日で実質上終わり。
原稿書きに専念します。
でもその前に、実りの秋を先取りした 大阪講演会の報告を少々・・・
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実は下の「間者猫」さんの報告で尽きております。
http://kanjanekotadokist.blog39.fc2.com/
猫さんの記事の中でとくにわたしがその通りだと思うのは
* 70人を超す先生方が集まってくださったこと!
先生ばかり70人というのはわたしの経験ではいままでいちばん多いですね。
いろいろ理由があるかもしれません。
でも、同じ内容の講演会を、・・・そうですね、2年前に開いたら、
こんなにたくさんは集まらなかったのではないでしょうか?
やはり多読の広がりを感じます。
そして大阪という人口の多い地域であることも、大きく関係があるでしょうね。
* 難しい課題もあるので、ゆるくはじめてはどうでしょう?
わたしが先生方にお話しするときにかならず言うことが二つあります。
* 一つは、ご自身で絵本からの多読を体験してみること、
* もう一つは、ささやかにはじめること・・・
この二つで、先生方ご自身が多読の手応え、生徒の手応えを確かめながら、
もしよさそうなら少しずつ充実させていけばいいと思います。
* 社会人タドキストが何かお手伝いできれば・・・
まったくです!
もうすでに日本中に、さまざまな手伝い(本の選び方、買い方、支援、
読み聞かせ、ブックトーク、YouTubeなどの映像の利用など)ができる人が
たーーーーくさんいます。
これからの村の課題はそういう人たちと学校を結びつけることだろうか?
おっと、すでに東京では 多読キャラバン と称して、社会人の仲間が
都立高校に手伝いに参加しております!
どうぞ、あちこちで参考になさってください!
いや、それよりももう始めてしまおう!
大阪の高校の先生方に、 多読キャラバン が、お手伝いにうかがいます と、
伝えます。
* 教えない・・・
わたし自身を含めての話ですが、「先生という生き物」は教えようとします。
先生に教えるな、というのは、カラスに鳴くなと、犬に吠えるなと、
牛に涎を垂らすなと、飛行機に飛ぶなと、水に低きに就くなと、言うようなもの。
(あくまでわたしを含めてですからね!)
講演の中でも言いましたが、こどもたちは自分で生きようとする力(というより
本能)を持っています。それは学校の中だって発揮されるはずです。
だから、一人一人の生きようとする勢い、というか力、というか流れ、というか、
そういうものを大事にすれば、教えることなんか、一つもない、
こどもたちは何もかも自分でつかんでいくはずです。
それをおとなたちが寄ってたかって教えこむので、
こどもたちは次第に「自分で生きる」必要がなくなり、生きる気さえなくしていく。
いや、おとなたちの教えこもうとする方向と、自分の生きたい方向が絡まり
合って、本当に自分はどこへ行ったらいいか、わからなくなってしまう・・・
いや、そんなもの、ずーっとわからない可能性もある。
でも、人から「押しつけられたもの」に合わせようと必死で生きるのと
「自分の道はまだわからない」と思って生きているのとはまったく違いそうな
気がしますね。
(一生わからなくたっていいと思う。わかる方が圧倒的に少ないだろうな。
それでも、押しつけられたものを必死で生きようとするよりは、楽だと思う。
((うーん、なぜに突如人生論に?))
「思う」だけですけどね。)
強引に「先生」の話に戻すと、
「こどもたち一人一人の顔を見ましょう」
ということですね、大変だけど。
間者猫さんの報告からとんでもない方向に進んでしまいました。
この道の先はまたいつか訪れるとしましょう・・・
間者猫さん、ありがとう!
で、間者猫さんは書いていませんが、講演会のあとの宴会に、
多読仲間もかなりたくさん、先生方も結構たくさん、20人以上流れました。
おそらくそこで、社会人タドキストと先生方の間で熱い議論があったものと思います。
それは大阪講演会の、もう一つの、大事な大事な実りだったと推察します。
(ぼくはいろいろな人と話していたので、タドキストのみなさんが何を話したか、
知らないのです。たとえば宴会に駆けつけてくださったKaakoさんとは
まったくお話しできなかった・・・)
みなさん、ありがとう! ああいう機会がもっとあるといいですね!!
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