最近掲示板に登場した tatsuya さんからうれしいメールが来ました!
酒井先生こんばんは。
この間受けた地元紙のインタビュー記事がネットに上がっていたので、
URLの方を送ります。
TOEFLの点数とかが若干間違って書かれていたりしてますが気にしないでください(笑)
sss多読の事をたくさん喋ったのにあまり書かれていなくてショック
でしたが、よければ読んでください。苦笑http://miyakoshinpo.com/news.cgi?no=3986&continue=on
ぜひURLをクリックして、新聞の記事を読んでください!
で、このうれしいメールの前に、tatsuyaさんが送ってくれた多読歴の報告も併せて
読んでください!
ぼくは英会話・英語塾・留学の経験がないのでその辺は何もわからないので、
多読について少し詳しくまとめてみます。現在850万-900万程度、YL8-9程度を読んでいると思います。
(主にpenguin classics,NYTimes,TED,CNN,デルレイ(漫画))
今読んでいるThe Secret Gardenで読む速度を測ったところ、音読は分速190単語、黙読は250単語程度でした。
多読以外には単語とリスニング、シャドウイング以外特に何もしていないです。
(これは驚くべき速さですね! わたしは黙読120から150語・・・)
多読を本格的に始めたのは高校に入学したころでした。
志学塾の高校部(Hybrid School-Rという名前で、那覇のおもろまちに移転しました。)で紹介してもらったのがきっかけでした。
それまでは英語は好きだけれど苦手で、文法でガチガチに固めたものを勉強するのが苦痛でした。
元の志学塾の鈴木さんが多読支援にとても熱心で、その上生徒から信頼されて
いるので大きな成果が上がったと考えています。
多読の効果がでたのは二週間から一ヶ月してからで、
学校で教科書を朗読する際に、止まることが無くなっていました。
6月頃に100万語を達成して、初めてセンター試験の過去問に挑戦しました。
この時のスコアは81点でした。100万語を超えてから東進出版のセンター1500という単語帳を使い始めました。
覚えるというよりは頭にストックしておいて、多読で出てきた時に雰囲気を柔らかくもつようにする感じです。
また、僕は原稿を読んだりするのが好きだったので、多読のレベルが上がって文が長くなっていくと自然と音読をしていました。夏休みまでにセンター1500はほとんどマスターし、この頃にうけたセンターの過去問のスコアは125点でした。
YLは1-2程度で、MGRとCER、OBWがお気に入りでした。
このころ読んだElephantManがとても素晴らしいお話で、初めて多読で泣きました(笑)
MGR は Macmillan Readers という段階別副読本のシリーズ、
CER は 同じく Cambridge English Readers シリーズ、
OBW は Oxford Bookworms Library シリーズのことです。
The Elephant Man はOxford Bookworms Library の一冊です。
夏休みに集中的に多読をして英語は得意だと思えるようになったので、
2学期が始まるころには定期テストの対策をしなくなりました(笑)2学期も同様にOBW、MGR、CERなどを呼んでいました。
多分200-250万語は超えていたと思います。
この時のYLが2-4程度で、読む速度がかなり上がったのを覚えています。10月に英語の弁論大会にでました。
沖縄はハーフの人が多くて、僕には太刀打ちできませんでした(笑)
「ハーフ」と呼ばれるといやがる人もいます。「わたしはダブルだ!」と。
2学期に入って初めてうけたセンター模試では143(?)点だったと思います。
また、システム英単語を始めました。
これも基本的には多読をしているときに出てくる事を前提として、大まかな意味をつかむためにやっていました。11月ごろ(?)に英検2級を受けました。
過去問を一回といたらセンターよりも簡単だったので、なにも対策せずに受けました。
結果は65点/75点で合格でした。年末にハリーポッター、ナルニア国物語を読みました。
ハリーポッターは思ったより簡単で、ナルニア国物語は期待していたよりも面白くなかったです(笑)1月にセンター試験同日に同じ問題を解いたときは147点でした。
正月にもらったお金で初めて多読の本を買いました(Forest GumpとJumanjiどちらもPGR)
簡単で面白かったので両方とも一日で読みきって、映画も見ました。
二年生になって志学塾が宮古島から撤退し、多読は月一回那覇の方から送ってもらうことにしました。
この時のYLは4-7程度を中心に、自分が読みたいものはYLを気にせずに読む用にしていました。
また、20冊くらい本を買いました。
Penguin Classicsが安価で名作が揃っていたので、そちらをまとめて買いました。
原典で分厚いので、基本的にはHybrid School-Rから送られてくるものを読んで、
週末や授業で退屈なときに隠れて読んだりしていました。一学期中には対策をせずにセンターで160前後とれる様になっていました。
夏休みは那覇で一ヶ月間Hybrid School-Rの講義を受けました。
英語の講義はなく、基本的には多読のみの予備校なので多読だけをしていました。
このころはもう500万語超えていたはずだと思います。また、買ったけど読めなかった”Thus Spoke Zarathustra”をなんとか読みきりました。
独白体は難しかったけれど、この時に得た語彙や表現の力は大きかったと思います。夏休みが終わってはじめにうけたセンター模試(東進主催の全国高校生統一テスト)で182点を得点しました。
以降安定して175-185点位を得点できる様になりました。
英語は一度も対策をしたことがなかったので多読の底力だと思います。
ちなみに同時期に始めた友人の一人も、同じような点数をとっています。10月頃、英語のディベート大会に参加しました。
やはり沖縄はハーフが多いです。一回戦は進めましたが、二回戦で敗退しました。
ディベート対策の時に宮古島のALTの人たちといろいろ雑談をしたのですが、
自分でも驚くほどスラスラと英語がでてきて、会話中に日本語で考えることはなかったです。12月に入ってうけたセンター模試は176点でした。
もうYLや形式(本、雑誌、漫画、インターネット)を気にせず自由に英語で文章を読むようになっていました。
また、偶然見つけた”LibriVox”というサイトで古典文学の音源を無料でダウンロード出来ることをしって、
本を買う前に音源で内容を確認したりしてました。
大体、650万語-690万語程度は行っていたと思います。(語数を気にせずに多読していたので)このころは調べ物も英語ですることが多かったです。
たとえばAppleが新商品に使う液晶の生産を始めた、、
とかをEngadgetのUS版とかで読んで、わくわくしていました。(理系ではないです笑)受けるつもりはそんなになかったのですが、英検準一級の単語帳(旺文社の文で覚える単熟語)を
学校の先生に借りました。
けれど結局本番の一週間前までやらなかったです。三年生になって、英語は多読+多読でわからなかった単語を英英辞書で調べる
というやり方にシフトしました。
単語帳を使うと日本語の意味しかなくて吸収効率が下がったり、英文を読んでいるときに日本語が出てきたりしてしまうからです。
ただ、多読中に止まってしまうのは嫌だったので、ボールペンを持ちながら読んでいてわからない単語に線を引いて、
あとから英英辞書(OXFORDのポケット辞書)で調べるようにしていました。
ホントは辞書引くのはダメなはずですが、英語でなら多読と変わらないと思って一日に一回程度まとめて引いていました。英検準一級の本番一週間前に過去問を解いて、筆記は単語を3問落としただけでした。
単語は僕にとって難しい物が多かったので、しぶしぶ文で覚える単熟語を始めました。(でも6割くらいしか覚えていないです笑)
このときリスニングは満点でした。本番はクーラーの音がとてもうるさく、リスニングで結構落としてしまいましたが、
多読のおかげで読解問題は満点、単語も7割5分ほど取れました。
英作文で5点とれれば合格点を超えるところまでは取れました。
結局英作文で10点とれたので、なんとか一次試験に通りました。二次試験はまだ結果がわからないのでなんとも言えませんが、いつもどおりにはできたと思います。
とても長くなってしまいましたが、僕の英語歴はこんな感じです。
SSS多読と開発者の酒井先生には本当に感謝しています。
僕の学校のセンター英語平均(本番)は110点ほどです。
もし多読に出会っていなかったら僕も今のようには取れていないと思います。本当に感謝しています。受験についてなんですが、
第一志望は国際教養大学に決めました。
英検準1級に通れば、AO入試にも出願しようと思っています。AO入試も一般試験も英語でのエッセイが出題されるので、
英語でエッセイを書くための対策について、何かアドバイスをいただけたらとても嬉しいです。この間旺文社の基礎英作文問題精講を購入したので、とりあえず一回通してみようとは思っていますが、
多読のようにたくさん例を読んで書いてみるのがいいのでは、とも思っています。また、AO入試で英語の面接があるので、
夏休みからSkypeで英会話を始めようと思っています。(スクールは高いし、通うのに時間が掛かるので)まとめるのが下手なので長々しくなってしまいましたが、
返信をいただけたらとても嬉しいです。
第一志望の国際教養大学には「NEO」さんの教え子の「A」さんが通っています。
国際教養大学はこんな二人に入学してもらって、幸運ですね!
で、最後にあった英検準一級に合格したエピソードが、最初に出てきた新聞記事です。
tatsuyaさん、おめでとう!!!!
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