きのう(月曜日)、ある出版社とある本の話をしました。
で、その中で
「こどもが外国語(英語)に親しむための憲章」
とも言うべきものが生まれました。
まだまだ生まれたばかりです。
これからどう変化するかわかりませんが、一応の方向は出ていると思うので、
みなさんにお知らせして、ご意見、ご感想を求めます。
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親子英語憲章
1. 親はこどもを使って自分の希望を叶えようとしていないか、気をつけよう。
2. 親は「英語身につけろ!」オーラをこどもに感じさせないようにしよう。
3. 親は自分が英語を楽しんでいることを後ろ姿で見せよう。
4. こどもは・・・ 勝手にしなさい!
1 は厳しいですね。どうしたって、親はこどもに望みをかけますね。
でも、できればその望みは 学歴や職業や才能ではなく、
「幸せになってほしい」程度のぼんやりしたものに留めたいですね。
それ以上具体的になるとこどもを思いの外苦しめるかもしれません。
(実はこのあたりはわたしにとっても痛切な思いのある話題です。
語りはじめるときりないので、ここではこの程度に留めます。
少し話を散らすとすれば、いつかどこかで書いた
「目標は漠然としているほうがいい!」
という主張に似ているかもしれません。)
2 も、実行はなかなかむずかしい・・・
わたしはこどもに英語を教えたことはいっさいありませんが、
それでもうまく隠しきれなかったと思っています。
こどもたちは英語は当然みにつけるものと感じていただろうと思います。
わたしはこどもたちの敏感さを甘く見ていました。
3 は比較的実行しやすいでしょう。
文字通りです。決して「英語やろう!」とか、「読み聞かせしてあげようか?」とか
口にしてはなりませぬ。こどもの方から「かあさん(とうさん)なに読んでるの?」とか
「この本読んで」などと言ってくるまで、じっくり待つのです。
で、2 も 3 もむずかしいと思う親は、安心して任せられる児童英語教室や
個人塾を探しましょう。親の「欲望」のほどよいクッションになるはずです。
(安心して任せられる教室や個人塾は決して多くはありませんが、
その一部は近々多読村wikiでリストを公開します。)
ただしその場合も、教室や塾から帰ってきてすぐに 「きょうはなに覚えたの?」とか
「ABCを言ってごらん」とか、 「バラは英語でなんていうか知ってる?」などと、
習ってきたことをチェックするようなことはやめましょう。
任せるとなったら、先生に任せましょう。
その点、こどもはこの記事を読んでいないし、気にもしていないでしょうが、
4 はこどもにとっては簡単です。
親の役目は 4 をこどもにとって簡単にすること・・・
上の四つの条項を一言で言うと、
こどもはこども、おやはおや
ということであります。
そこで思い出すのは
です。 この記事の中に、
My life is my life, and yours is yours. I’m just glad that we get
to run side by side for a few years, that’s all.
という引用があるのです。これは親がこどもに言ったことばなのです。
(引用元はどこだったか、忘れてしまいました。どなたか、教えてください!)
この記事の再読をおすすめします。
そして、みなさんの意見や感想をお待ちします。
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