「語数より冊数?」の記事をtwitterで紹介したところ、さっそく「Tsubasa」さんから
返信をいただきました。
*********************************
先生、たしかにやさしい絵本は大切。絵もや優しい言葉はものすごく理解を助けてくれるけど、もっと大切な事も一緒に語って欲しいと、最近思うの。数じゃなくて、どれだけ心に響くかってことだと思うの。そこを同時にもっと強く主張しないと、”数”に支配されちゃうよ。
まったくその通りですね。
多読の進展、深化にしたがって、語数から冊数へ意識を変えることが必要になって
きましたが、それはやはりスローガンですね。
スローガンでまだ表せていないことは「言葉の表す中身にひたる」ことですね。
「正しく より 楽しく」というスローガンは2年前に書いていますが、まだ足りない。
たとえば何度も登場しているHくんは「わがままに読んでいいって授業の最初に
言ったじゃないですか」とのたもうて、嫌いな本は一切読まなかった人です。
・読む本の種類
基本的にノンフィクションは嫌い。絵本が好きなので絵本ばかり読む。
字の小さい本もまた嫌い。そこそこ字の大きめの本を。
漫画は元々読むほうじゃないので読まない。
読む本の難易度は、今は800単語以上2000単語未満位で。
昔は1000未満や500単語未満を狙ってたくさん読んでいたきがする。
Hくんは3年間に都合2年間多読をして、わずか14万語384冊を読み、ソフトウェア関係の
本を並行して読みながら、TOEICの点数を290点上げました。
子どもたちも少ない語数で(冊数はかなり多いはず)大きな変化を見せるようです。
それは子どもたちが英語学習など考えずに本そのものを楽しめるから?
まだまだ実例が必要ですが、Tsubasaさんの実感も、わたしの実感も、
ひたることはとても大事だろうという予想です。けれども語数も冊数もページ数も
数字です。それに対して「ひたる」は数字では表せそうもない・・・
語数から冊数へ、あるいはページ数へ、
そこから数字では表せない楽しむこと、ひたること、喜び、わくわくへ--
いつかうまく表現したモットーが生まれるといいと思っています。
最近のコメント