掲示板に投稿してくれるリアナさんは日本語の多読についてブログで積極的に
思いや考えを述べています。
で、あまりにたくさんの記事なのでなかなか読み進めませんが、
一つ、とてもすばらしい記事を見つけたので、お知らせしておきます。
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日本語を母語としない人の日本語多読にはわたしたちにとっての英語多読と
そっくりな壁があるようだと書きました。
語の問題、辞書の問題、です。
どう考えたってわからないことばを辞書で引くのは当然のことで、
多読三原則がその当然のことを「やるな!」と言い切るのは理不尽きわまりない
ことです。
けれどもリアナさんは英語の多読を通じて交流するようになった何人かの人から
多読三原則のことを聞き、おそらくはその何人かの人が信頼できる人だと
思えたからでしょう、その unthinkable なことをやってみた!
そうしたら三ヶ月で、辞書を引かないことの意義がわかったということです。
リアナさんの記事 The Benefits of Reading Without A Dictionary
その体験を「杏樹」さんを思わせる冷静さと緻密さで振り返っていますが、
特に 風呂桶が窓から飛び出してぐわっしゃーんと砕けた件(くだり)で
三つの知らない語をどういう風に(辞書なしで)理解していったか、
その件(くだり)がおもしろい! わたしたちが多読するときとまったく同じですね。
(語尾の「い」や「な」で品詞を判断する様子が出てきますが、
文法用語を知らなくても結局おなじことだと思われます。)
永久保存ですね、これは!
(いつか読んでください。文章は読みやすくはないと思います。
理屈の話でもあるしね。)
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