さっそく劇薬シャドーイングを試してみた「フェリックス」さんからメールをいただきました。
多読三原則のときもそうでした--
わたしはごくわずかな例を元に(10例まではなかったとおもー)
三原則を言い出して、そこからみなさんがドーンと一斉に走り出して、
続々と体験を報告してくださったのでした。
で、今回は劇薬シャドーイング実験の報告第1号です・・・
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フェリックスさんは英語を使って仕事をしています。
(それなのになぜ劇薬シャドーイングで「ゼロからの出発」を試みるのか?
それはおいおいたずねてみましょう。)
今のところ引き続きピンクと赤のシールの本をわくわくしながら読んでいます。
夏からはじめて30万語を超えました。
最近不思議だと思っていることがあります。
社内であつかう文書を翻訳しているからだと思いますが
英訳する原稿(もちろん日本語です)が整理された分かりやすい文章でないことは、割とよくあります。
とくに困るのは長くて、ぐちゃぐちゃでたくさんの情報がつまった(つまり書きなぐった)ものですがそういう文章をどこで切り分けたら訳しやすいかが、以前よりも見えるようになってきたような気がするのです。
多読をしているのは英語なのに、難解な日本語の理解力(解析力?)があがったような気がします。
メモ#4 で添付した 村祭り.pdf でちらっと触れたのですが、
「ako」さんと「そふぃ」さんはシャドーイングで 意味の切れ目が体でわかる」ように
なったようです。
それと同じかもしれないことが、
ピンクと赤の絵本を読んで、
日本語に
顕れたのでしょうか?
ちょっと俄(にわか)には信じがたいことです。
(そんなことを言ったら、多読の9年間は信じがたいことばかり
起きてきたのですけどね)
不思議だなぁと思ったり、ドイツ語にも手を出したりしているうちに
そもそも『英語を話せるようになりたい』と思っていたことをすっかり忘れておりました。
タイミング良く、先生のブログで劇薬シャドーイングが取り上げられていたので
今、ロシア語で試してみたところです。
(なぜロシア語だったかと言うと、読めない字のところをクリックしたらロシア語だったからです。)
結果は、もごもご、というより 音に合わせてうなっているようでした。
そして、息継ぎをどこでしていいのか分からなくて苦しかったです。
BBCのあとにラジオジャパンのロシア語でもやってみました。
これです→http://www.nhk.or.jp/rj/index_j2.html
なかばヤケのような気分でうなっていたら ナオトカンと聞こえてきたのに
やっぱりうなっていました。
これって、何かあわててしゃべろうとして舌が回らなくたっただけでなく
頭もついて行かなくなったときの状態にちょっと似ているかな、と思いました。
以上が試してみた結果ですが、こんな感じで続けてよいのでしょうか。
はい、頭がついていかなくなったときに何かが変わるかもしれないと予想しています。
本当に変わるかどうかさえわかりませんが、そのまま「頭がついていかない」状態で
劇薬シャドーイングを続けてみてください。
ナオトカンを「音に合わせてうなって」いたというのは、
「ことばを理解」しようとする過程を迂回したということかもしれませんね。
だとすると見事に劇薬が効いてきているような気がします。
頭を通過せずにシャドーイングすることに慣れたら、非常に速い英語の音声に
移りましょう。
ふと思ったのですがお酒を飲んだ時は、普段よりは英語が話せるのですけれど
劇薬シャドーイングをお酒飲んでやったらどうでしょうね。
タガが外れた状態で、いつもよりうまくできたりして。
でもいざしゃべる時にお酒がなくてはだめでは ちょっとこまりますね。
劇薬シャドーイングをお酒を飲んで・・・ とんでもないことを考えるものですね!
でも、どなたかぜひやってみてください。そして、報告を!!
フェリックスさんからはもう一つ報告が来ています。
あしたにでも記事にします。
では、おやすみグゥー・・・
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