そふぃさんが希望していた京都大学の入学試験に合格したことはすでにお知らせ
しました。
(京都、大阪のみなさん、そふぃさんをよろしく!)
わたしの甥のSくんからはじまった多読的受験支援は2009年度でほぼ形を
顕したのではないかと思います。
そこで、今回を第0回として、全8回にわけて、そふぃさんの多読的受験報告を
お届けします。
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多読は受験にどうつながるのか--これは多読始まって以来の大問題でした。
わたしは決して受験にどう有効かで多読の意味が決まるとは思っていませんが
(受験に関係のない人たちがたくさん多読を楽しんでいる!)
世間的に広がり、たくさんの人が多読を知る機会を増やすには、
受験にどう有効かという目安も気をつけながら明確にしていかなければならないと
考えてきました。
今回そふぃさんの「多読的受験準備」がうまく行ったことで、世間に受け入れられ
やすい多読的受験準備の方向がほぼあきらかになったと考え、そふぃさんに
報告をお願いしました。
するとそふぃさんはずいぶん長い報告を書いてくれました。
以下に目次と第1章を引用します。例によって、わたしのコメントが邪魔な人は
引用部分だけを読んでください。
なお、全体はいつか「村の学校?」、「村の分教場?」ができたときに、
その「進路指導室」に保存する予定です。
多読と受験、多読で受験
序章 ぼくの多読歴
1章 絵本しかない!
2章 シャドーイング
3章 物事は単純化される―量が質に転化する時
4章 過去問を解く
5章 多読は受験にどう生きるのか―今年の入試問題を用いて
終章 学校英語からの旅立ち
序章 ぼくの多読歴
簡単ではあるが、もう一度ここに多読歴をまとめた。
多読との出会い
The Notebook が最初に読んだ本。数回の挫折があったものの、何とか読み終えた。ここで身に付けたのは
分からない所はとばす
ということ。これが難しい本を読む上で一番重要なことだと思う。
この後は(高3の秋~冬)
Charlie and the Chocolate Factory
を読み、
白い犬とワルツを – To Dance With the White Dog【講談社英語文庫】
The Age of Turbulence: Adventures in a New World
を途中でやめ、受験準備に入った。
その後(浪人の春)、
Some Time with Feynman (Penguin Press Science)
The Story of Doctor Dolittle (Red Fox classics)
Charlie and the Great Glass Elevator
を読み、
Revolutionary Road (Movie Tie-in Edition) (Vintage Contemporaries)
を途中でやめ、
に読みいった(4月の終わり)。
高校3年の秋から浪人1年目の4月にかけてこんなにたくさんペーパー
バックを読んでいることに注目しておいてください。
それに、「わからないところは飛ばす」ことも、わたしと会う前にそふぃさんはわかっていた!
さかい先生との出会い
浪人生活が始まったとともにさかい先生の本
どうして英語が使えない?―「学校英語」につける薬 (ちくま学芸文庫)
を買って読み、メール・フォームから感想、多読歴を送った(関連リンク:今になってYL1.0以下の本の重要性が分かってきた人)。
その後、いっしょに歩こ!の掲示板 さかいの本の掲示板 に何度か登場させてもらった。そして6月の終わりに研究室に行き、それから週1回、電通大で絵本を読み始めた(電通大で読んだ本は絵本のみ!)。
きょうはもうすっかり夜も明けてちょうど8時なので、 第1章はあしたにしましょう。
ペーパーバックをこんなに読んでいるそふぃさんに、わたしはなんと言ったかのか?
次回にご期待!
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