おなじ件名の前回の記事で、タグを「さよなら英文法!」としました。
このブログや掲示板をよくご存じの方は誤解がないと思いますが、
念のため、「文法を絶対やってはいけない」と言っているのではないことを
再度書いておきます。
わたしの多読クラスではある程度多読・多聴が進んで、就職や大学院進学のために
TOEICを受験する必要が出てくると、ドーピングとして、文法語法問題集をやって
もらいます。おもに Basic Grammar in Use または Grammar in Use
Intermediate ですが、Elementary Vocabulary in Use も最近候補に
入りました。
こうした問題集をやる人たちは「楽しい」そうです。
文法問題集をやって楽しい!?
どうも頭の中が整理されるから、らしいです。
ふだんは多読・多聴だけで十分。どうしてもという必要が出てきたら英語国で
出ている文法問題集(日本語訳はやめましょう!)を使うことを勧めます。
で、「islaverde」さんの毒編、じゃなかった続編・・・
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ものすごく長いんですけどね、わたしとしてはコメントをきちんと入れたくて、
全文を引用します。
willとbe going to、つづき 2010年 01月 26日 (火) 12:22
・・・ここまで来ると、willとbe going toをセットで考えることがもはやおかしいんですけど、まあ一応。
この「・・・と・・・をセットで考えることがもはやおかしい」という意見はよく聞きます。
Someday と one day をどちらも「いつか」にするのはおかしい、とかね。
これは学校英語を越えたときに出てくる気持ちなのではないだろうか?
ほら、いちおう教科書とかモノの本には「この用法はこうだ!」とか書いてあるじゃないですか。で、まあそんなもんかと思ってたら児童書やペーパーバックで出てくる使い方とか、実際に英語ネイティブが書いてくる文章を目にして「なんか違う」となるじゃないですか。
そこで、「あー、これは学校で習ったアノ使い方じゃなくって、こういう風に使うのか!」とすっとそこまで行ければ全く問題ないっていうか、多読やっててよかったなあー、多読って素晴らしー(涙涙)という、これまでよくあったシーンの一コマにきれいにおさまり、めでたしめでたし、なんですけどそうは行かない場合が往々に、っていうか最近そんなのばっかり。
ちなみに今のマイブームはbutです。もうbut恐怖症一歩手前です。この話は別に書きます、たぶん・・・
islaverdeさん、ここは「KimiRa」さんが書いていることを読んでみてください。
メールで
I am going to send it…と書いたところでハタと手が止まり、
この文は変な気がする(確証はもてない)・・・だってまだできてないし、コレ。いやできたら今日明日には送るんだけど・・・(悶々)
もしかして変って思う自分が変(よく言われますが)? いや、そもそもどういう使い分けなの?というわけで前の記事に至ったわけなのです。
「まだできていない」からこそ、言い訳向きなんじゃないかな?
「もうできていて、sendする作業が進行中」みたいな錯覚を起こさせる・・・
というわけで、多読してるとそのせいで「訳わかんなくなってくる」ことも・・・あったりするなあ。
(もちろんその過程を経て「分かってくる」のであって、いわば通過儀礼みたいなもの?でも特に「書いてる」時に出てくる疑問ってのはどうしようもないっていうか、だからといって書かないわけには行かないし。)で、willとgoing toなんですけど、なんか意思未来とか、単純未来とか言い出すから話がややこしくなるんじゃないですかね。
一番に思い出すのは映画「アメリカン・ビューティー」の冒頭で(10年前?マジ?)アネット・ベニングが
“I will sell this house today”と自分に暗示をかけるかのように何度も何度も言うあのシーンです。
こういう will については一言言いたいことがあるんですけどね。
いつかね・・・
おお、willって怖いなと思ったものでした。ある意味、mustとか、obligateとかよりもよっぽど。「意思」の代表的使い方みたいなもんですかね。
そう、怖いです、ある意味。must より「意思」の代表っていう言い方、わかります。
だけどI will go thereとかいう文章とかになってくると、どっちでもいいじゃん・・・と。
willの使い方を習うときに意思が入っているとかいないとか、そんな概念はいるんですかね。こっちはgoing toと置き換えられますよって?そのためにこんなややこしい分類を?そもそも、going toだと全然言いたいことが変わるじゃん。
(あ、いちおう英英辞典も調べました・・・be going toで未来を表すと書いてありました・・・ただ言いたいのは文法的に正しいかということじゃなくて実際にどう使うのかってことなので)
going toって、なんか「しつつある」感じっていうか、うーん、説明下手ですが
be willing to
be trying to
be getting toっていう使い方でしょ?要するに、goingしてるかどうかでしょ?(←説明になってません)
言ってる内容は現在でも未来でも進行してても何でもいいんでしょ?
↑ ここです! わたしがいちばん驚いたのは・・・!
こういう見方ははじめて聞きました。なるほどの10連発くらい・・・
なんて根本的なところから見ているんだ!
コレだけ特別扱いして未来、未来っていうもんだから、なんかすごいものかと思ってたら・・・ちっ。
意識するとその単語に良く当たるという法則はしっかり私にも当てはまり、
最近はまっている「デスパレートな妻たち」から
“We are going to be late”
「俺たちは遅れるんだぜ、もう」みたいな場面。
そう、この「もう」の気分が going に出てるんでしょうね。
(ああ、毒です! よくわからないという人は、考え込まないように!
いつか、そういうことか! って、思えることがあるはず)
ABCニュースで、オバマ大統領が出したテロ対策について、アンカーウーマンがレポーターに対して、これによってどうなるの?と訊ねるところ。
“What is going to change?”同じニュースでハイチの地震で家も食べ物もなく、救援物資もいつ来るか分からない、でも子供たちは一日、一日と生きていくしかなく、そして ”But they believe one day the world will change.”とか聞くと胸が痛くなります。(ホントに意思とか単純とか推測とかどうでもいいって言うかー。)
(毒々しいコメントですが・・・ この will は is going to では置き換えられない・・・
置き換えられる場合もかなりあると思うけれどね。)
見出しだけ”For parents who are going to adopt”と書いてあるとあれ、やっぱり未来?と思ったりするんですけど、記事をちゃんと読むとふっ、やっぱりねとなるんですよ。
では~
うんうん、わたしもそんな感じだと思いますね。
原文はここ ↓ です。
http://laislaverde.blog53.fc2.com/blog-date-20100126.html
islaverdeさん、蘊蓄オフにSkype参加するべきだと思うけどなあ・・・
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