多読と受験 「natubon」さんの報告!
2013年7月25日
カテゴリ : 多読と受験
タグ: やさしい絵本, スロー多読, 多読と受験
window を開ける動作と、「窓」を開ける動作が違っていたnatubonさんの娘さんの
受験報告が届きました。
多読による受験の典型的な例なので、紹介します!
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まずはnatubonさんの娘さん、3級合格、よかったね!
そのまま楽しくたっぷり絵本を読んだら、高校入試も大学入試も楽々だよ!
で・・・
多読が受験に「効く」ことはとっくの昔にはっきりしています。
(ただし、100%ではありません。受験への多読効果を妨げる要因がいくつか
ありそうですが、まだ効果を示す例ほど資料が集まっていないので、
妨げる要因についてははっきりしたことは何も言えません。
漠然とした予想についてはこれまでも書いてきましたが、
これからも書くことになるでしょう。)
natubonさんの娘さんの例を見てみましょう。
5月ごろ英検のご相談をさせていただいていました。
英検3級、中2娘は合格しました。先生にアドバイスいただいて、問題集は渡さず、去年の過去問を2回分だけしました。
1回めは時間切れで半分くらいしか問題がすすめなかったので
1週間後に違う問題で2回目を。時間はギリギリでしたが全問読むことができ、答えあわせも○×のみしました。英検2週間前くらいから、Oliver and Amanda のシリーズを数冊とPoppleton のシリーズを読んでいました。
多読もほとんど進まず、多分今までに5万語くらいです。
リスニングはmagic tree houseのCDかけながし?を2回ほど。普段は私が聞くのにいろんなものをかけてはいますが聞いているかはわかりません。Jazz Chantsで笑っている時はありますが。
こんな感じですすめた英検3級対策(対策といえるかな~?)
1次は文法は半分、読解、リスニング、作文で8~9割得点できました。
2次は面接官とのやりとりが楽しかったとか・・・。アティチュードは満点をつけていただき無事合格でした。
友達の中には3級の単語をノートにかきだしている子もいたそうです。
娘は「私には出来んことしてた~」と。試験当日、ほとんど問題集などを試験時間までみている子が多かったそうですが、娘が持って行ったのは Tales of Oliver Pig でした。
ご報告まで。
準備としては過去問を2回だけ--よいですね。そんなものでちょうどいいのではないかな?
これからも、準備はしないことにして、時々受験してみるといいですね。
そうだな、Magic Tree House をさらさらと楽しめる頃には、2級だけでなく、
センター試験も時間が余ることでしょう。
CDもあるとは、ご両親に感謝ですね。もっと感謝しなきゃいけないのは、
余計なプレッシャーをかけずに気持ちよく多読をさせてもらっていることですね。
5万語で英検3級! (おそらく絵本のスロー多読が効いた!? でも、この点は
これから絵本のスロー多読について報告がたくさん来くるまで判断を待ちましょう。
で、試験会場で読んだのが Tales of Oliver Pig!
これもTOEICを受験した多読仲間からよく聞く話です。まわりの受験生は
問題集や単語集を見ているのに、多読仲間はたいてい英語の本を読んでいる!
かっこいいですね! 普通はそれができないから単語集や問題集で点数を取ろうと
するのですけどね。
で、得点傾向も多読っ子そのものですね。学校の定期試験でも、入試でも、
だいたい試験では後ろの方が高得点です。前の方にある語彙、文法、語法、
穴埋め、選択問題は天が低めで、あとの方にある長文問題になると俄然
高い点を取る!
(大学受験なら直前半年の準備で、試験の最初の方の問題も得点できるように
なりますね、たいてい。)
娘さんの言葉でいちばん印象的なのは、単語の勉強をしていた人を見て・・・
「私には出来んことしてた~」
そのまま、絵本をたっぷり楽しんでね!
natubonさん、報告をありがとう!!