780_多読亭日乗

【新しい旅立ちへ・・・】 メモ 三原則再訪再訪

わたしは「三原則再訪」で、多読三原則はみなさんの行動を規定するものではなく、

  (いや、最初は規定するのですが)

究極的にはみなさんが 自由に、好きなように 行動できることをめざす、
という意味のことを書きました。

  (自由にするためにまず縛るわけですね。わかりにくい逆説でしょうか?)

そこから、思うに、わたしはみなさんの 先生 ではいたくないのです。

みなさんにいつまでも 「こうしていいのか? ああしても叱られない?」と
意見を求められたくないのです。

わたしは多読/tadokuについてみなさんよりも長い時間考えてきました。
そしてたくさんの人に体験を聞いてきました。

だからその知識やそこから得た知恵(?)をみなさんが利用したければ、
どうぞいつでもお話しします、ということであって、
わたしはみなさんにこうするといい、ああするといけない、ということは
言いたくないのです。わたしはみなさんの一人になりたい!

それはミグさんが提起した水曜日夜の だれでも多読サークル についても
おなじなのだといま気がつきました。

だれでも多読サークル はわたしとしては「集めている」つもりはありません。

  「わたしは水曜日の夜に(4月からは火曜日の17時から19時30分に)
   電通大の東1号館602室におります。みなさんtadoku素材とわたしを
   利用したければどうぞ来てください。」

ということなのですね。

問題はわたしが そこにいるかいないか ということだけだとわたしには思えます。

これはそれほどわかりにくいことなのでしょうか?

たしかにわたしを「酒井先生」と考えたい人はいますね。
でもできれば 「せんせー」とか 「さかいさん」とか 「さかぽん」とかね、
「くにひでさん」なんていうのもいいなあ・・・!
「せんせ!」なんていうのも・・・グフッ (さっきバナナさんとtweetし合ったばかり)

こうしたささやかな爆弾発言もやっぱり・・・劇薬!

みなさんの質問、意見、感想を求めます。

【新しい旅立ちへ・・・】 メモ 「CKK」さんから叱咤激励!

「CKK」さんという方からメールをいただきました。
CKKさんは講演を聴いてくださったようです。
そしてふいにメールをくださった・・・ 朋と呼びます。

朋の励ましに胸を衝かれて、勇気を奮って、新しい旅の旅支度を続けます。

2週間後には読み切れないかどうかはともかく、
少なくとも考え込んでしまうくらいの内容をめざします!

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なんてこった・・・

twitterで地震と津波と原子力発電所の事故について知らせているので、
ブログを書く余裕がありませんが、あまりのことに、どうしても一言・・・

  (twitterの アカウント名は kunisakai です。
   しばらくは英語で知らせます。

      ((外国からフォローする人が30人近くになっています。
        こりゃ、これからずっと英語で?

        ま、やぶさかではありませんが、ほかの話題ではほとんど tweet
        たことはないのですが・・・ 日本について、辛口批評を英語で?)

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東北沖の大地震から

今晩の「北陸Skypeおしゃべり会」では地震の話題ばかりになりました。

で、震度とマグニチュードの違いについて、次のwikiページをみんなで見ながら

「ジェミニ」さんに説明してもらいました。

震度  Shindo number http://en.wikipedia.org/wiki/Japan_Meteorological_Agency_seismic_intensity_scale

マグニチュード 
http://en.wikipedia.org/wiki/Richter_magnitude_scale

どちらにも数字の意味を説明した表があります。

わたしは65年間ではじめての強さだったと思います。
comparableな経験は新潟地震のときの衝撃ですが、あれは「おーこれは強いな」
と思っただけで、怖くはありませんでした。

今回はもうだめか?(建物が倒れる?)と思った瞬間が二度くらいありました。
けれども建物から出ようとは思わなかったし、動けなくなるということも
ありませんでした。でもほとんどの人は建物から出たし、壁を支えるようにして
壁に支えてもらっていた人もいたので、ちょうど 5 lower と 5 upper の
間くらいでしょうか。

そういうわけで、震度はみなさんの体感も考慮に入れるようです。
きのうはどの数字が実感に近かったですか?

The Book Bench の In the News から・・・ 忙中閑あり

いや、たいした閑ではないのですが・・・

http://www.newyorker.com/online/blogs/books/2011/03/in-the-news-booty-booted-the-hanging-garden.html

このページの上から4っ目の Harry Potter のリンクをクリックしてください。

Harry Potter のクイズです。わたしは 10点満点で6点。
もう少し取れてると思ったんだけどなあ・・・ 携帯でだれかに訊けばよかったか?

ああ、あきれるばかり・・・ 追加修正

前便で、大学の授業は選択的に力を入れるといい、という意味のことを
これから大学生、いま大学生のみなさん向けに書きました。

でも・・・

ある程度よい成績を取っておいたほうがいい場合があることを急いで付け加えます。
たとえば外国に留学する学生の選抜に授業の成績が関係している場合などです。
ほかにも研究室配属などにも成績が関係することがあるかもしれません。

そういう場合は仕方ないので、「うまく」よい成績を取っておきましょう。
ただし時間や労力をかけすぎないように、何をするにはどの程度の成績が必要か、
しっかり調べておきましょう。

みなさん多かれ少なかれ、大学や中学・高校で 選択的に 授業に力を入れていた
はずです。何か覚えていることがあれば知らせてください。

ああ、あきれるばかり・・・ 少々修正版!

いえ、もちろん研究室の片付けに行かなきゃいけないことはわかってるんです。

でも、あまりに腹が立って、書かずにいられません。
京大の入試で携帯を使った話です。

どうしてこの程度のことがこんなに新聞やテレビで採り上げられるのか?
ニュージーランドのことや北アフリカ・中近東の方がはるかに大きな話題だと
わたしは思います。

たかが試験のカンニングをここまで大きく採り上げるのは、
このところ新聞・テレビ関係を 点取り虫たち が支配するようになったからでしょう。

わたしが購読しているのは朝日新聞ですが、

  (「ののちゃん」が見たいから。いしいひさいちさんについてはいつかじっくり・・・)

AERA English、週刊朝日、AERA、 読解力検定・・・
見出しのそこら中に点数信仰、検定信仰、数値信仰が溢れています。

それが今回のカンニング事件できわまったと思いますが、
その背景には 入試は神聖不可侵 という幻想があると思われます。

入試は神聖不可侵という幻想は日本中のかなりの数の人が持っていると
思われます。

  (試験が公平だなんて、大嘘です。

   東大でやったサンデル教授の白熱講義を見ましたが、
   「東大生の親の収入は慶応や早稲田といった私立大学生の親の収入より
   多いのは、不公平ではないか?」というサンデルさんの問いに、ある東大生が
   「それが現実だから仕方ない」という、なんとも「現実的な」答えをしていました。
   結局サンデルさんが期待したと思われる「現実への切り込み」はだれからも
   でなかった・・・ サンデルさんはいったいどんな感想を持ってハーバード大学に
   帰って行ったのか)

かててくわえて、新聞・テレビのエリートは、自分たちの心の支えである 
「大学入試合格体験を汚されたくない」ということで、
ほぼ本能的な反応しているのでしょうね。

入試をカンニングで入ってきた学生は、
入学後の試験で落第退学すればよいのです。
入試にあれほど熱心になるのは、
入学後の授業や試験がたいしたことない現状の裏返しであります。

ああ・・・ 

tadokuをする人たちは、直接海外の大学の授業をインターネットで利用しましょう!

  (日本の大学は・・・ 
   さきほどのサンデル先生の東大の講義でもわかるように、ダメです・・・)

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この記事は最初、上の *** までで終わっていました。
およそ12時間後に読み直してみると、これではいかにも舌足らず、
というより、ただ全面的に否定しているにすぎません。
これから入学する学生、いま通っている大学生の希望を奪うばかりでした。

修正します。

基本的なところで、日本の大学は方向を間違っているとわたしは思います。

  (たとえば 文部科学省は「人材を育成する」ということを繰り返し
   表明しています。人間を「材料」と見ており、それもおそらくは経済的繁栄を
   作る材料とみていると思われます。

   大学もまた、文部科学省の意向に沿って人材育成に努力しているように
   思われます。)

けれども、そうした厳しい状況の中でがんばっている学生や先生や経営者は
います。

そうした先生は非常に数が少ないと思われるので、
これから大学に通う学生、いま通っている学生は、
厳しい目で大学や先生を見分ける必要があると思います。

  (わたしの場合、4年間で、意味があると思えた授業は二つでした。)

何よりも、自分で自分の道を見つけること、そのために大学の施設と学生という
身分を利用する、それが大学にいる意味だと思われます。

Good luck. You need lots of it.

インターネットと「革命」

浸っていられる状況ではわたしはありませんが、
情勢を追いかけるにはこんなページがいいかなと思って、
仕事をしながら耳を傾けたり、読んだりしています。

飛び込んだ知らせを10分と措かずに知らせてくれます。

http://www.bbc.co.uk/news/world-middle-east-12307698

30年前にパーソナル・コンピュータが広まりはじめたとき
わたしは コンピュータの登場に本当に意味があるとすれば、
コンピュータを利用して直接民主主義が可能になったときだ、と思いました。

いまそれが現実になる可能性がはじめてでてきたかもしれないと、感じます。

浸ること (そして突き抜けること)

ことばの獲得、特に外国語の獲得には「浸ること」が大事だと思います。

「これは学校の成績に関係あるから」、「TOEICでよい点を取らないと会社に
しかられる」、「だれだれさんが英検準1級を持っているからぼくも」といった

  外にある理由

では、外国語の獲得には結局届かないか、とんでもない時間がかかるように
思われます。

わたしが「これで英語を獲得した」と意識したことは二度ありました。

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The Book Bench の In the Newsから

manga が世界のことばになりそうで喜んでいましたが、
ほかにも comics, comic books などもあるなか、
どうも graphic novel という言い方が定着しそうな勢いであります。

http://www.comicbookresources.com/?page=article&id=30842

の中では manga ということばは1回しか使われていません。
荒木飛呂彦 の紹介の部分だけです。

それはともかく、この graphic novel はあのルーブル美術館が共同出版!

舞台はフランス革命

文章を書いているのはルイス・ブニュエルのところで19年間一緒に仕事をして、
それから「存在の耐えられない軽さ」などの脚本を担当したとか・・・

楽しみ! わたしも買おうかな!!

おっとしまった、いきなり上のリンクを紹介したのでは、The New Yorker誌に
申し訳なかったですね。

わたしが辿ったリンクは次のページの10番目の項目です!

http://www.newyorker.com/online/blogs/books/2011/02/in-the-news-dirty-old-literary-men-kurt-vonneguts-pearls.html