多読で言葉が獲得される瞬間についてはこれまで何度も報告がありましたが、
わたしは残念なことに大半を忘れてしまいました・・・
で、これから紹介する例は実に新鮮に響きました。
多読をもう6年くらい続けている(途中1年くらい中断の)中学3年生の場合です。
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YYYYYYYYYYYさんとおしゃべりしていたら、collapseという単語の話になって、 そしたら、横にいたYYYが、ぶっつぶれるってことでしょと。
語彙増強全くしていないお前が、なーんでこういう単語を知っているの!多分、マンガで覚えているんですけど、 ついでに、
この単語は人間に使えると思うのかって質問すると、
人間なら気絶する感じって・・・死んではないかなと。
なんか、かなり迫っていませんか?これが単語帳だと、 崩壊する、くずれる、倒れる、つぶす、くじけさせる、
崩壊、陥没、挫折。 そぎ落とされちゃっているというか。きっと高校英語、苦労しますね。
近くの公立高校は、3年間!で20冊のGRとか読んで、
テストするんだそうです。全訳ついてきたら、どうしよう。
それにしてもYYYさんは、どうしてcollapseなんて知っていたのでしょうね、
ほんと・・・ 不思議です・・・
おそらくとなりでYYYYYYYYYさんとYYYYYさんが collapseの話をはじめるまで、
「ぶっつぶれる」という日本語と結びつけたことなんかないんでしょうね。
横で話を聞いていて突然日本語の意味が浮かんでくるんだろうなあ・・・
それに「人間なら気絶する感じって・・・死んではないかな」というのも絶句ですね。
この中学3年生はおそらく200万語と300万語のあいだくらいかな?
(違っていたら訂正のメールをください!)
日本語が介入しないで吸収されていくと、こんなにも「効率」のよいものなので
しょうか? 英和辞典がいかに無味乾燥か、わかりますね。ましてDUOなどの
単語集で覚えようだなんて・・・ 言葉のいちばんおいしいところをわざわざ
捨てているようなもんだ。
(わたしは「効率」という言葉はどうも嫌いなのですが、ここでは「効率」という
言葉しか通じない人向けにわざわざ使いました。)
それにしても、多読で言葉が獲得される瞬間というのは、実に捉えがたく、
実に座敷わらしに似ていると思いませんか?
あ、そうでした! このメールをくださったお母さんに、わたしはこう返事したのでした。
全訳はお母さんがやってあげましょう!
(記事の整形に30分くらいかかりました・・・ また引用を習い直さなければ・・・)
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