こんなおもしろい話もめずらしい!

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わたしは宗教的熱狂が大好きであります。

Quite often, 宗教的熱狂は破天荒なドタバタ劇に終わります。

日本ではほとんど話題にならず、わたしが知ったのも数日前なので、
いちばんおもしろいドタバタ・クライマックスへの準備の部分を見逃したのですが、

ここしばらくの間、アメリカではこの 5月21日に世界が終わる! という
大騒ぎがあったらしい・・・

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もちろんそれは「空騒ぎ」に終わって、世界は何事もなかったかのように
(いや実際何もなかった・・・ )
22日を迎えたのですが、「世界の終わりだ!」と大騒ぎしていた人たちにとって、
22日の朝がどんなものだったか、CNNの記事でお読みください。

Life goes on: Doomsday believers on the morning after

the morning after というのは決まり文句ですが、この場合にはとわけ
soberingな(酔いから冷める)朝だったことでしょう。
言い出したご本人 Campingさんと、そのfollowersは2人を除いて、
電話に出てこなかったそうです。

5月21日に 世界の98%か99%の人たちは5月21日の夕方6時から起きる
天変地異に翻弄されて、地獄の苦しみを味わい、
(地球は丸いのに、時差はどうする?)
6ヶ月後の10月21日に死滅するはずだった・・・

1%か2%の人が天国に引き上げられる(raptureというらしい)はずだった・・・
(実際に地上から空へ登っていくはずだったらしい)
それなのに、地上で目が覚めてしまった。

(それとも地上こそが天国なのか?)

非常に皮肉な話ですが、こうした宗教的熱狂を対岸の火事と笑ってはなりません。

日本にもTOEICや学歴と言った、試験や資格や数字や外見にまつわる
宗教的熱狂は枚挙に暇がありません。ただ、それがあまりに長い間続いており、
あまりに多くの人が信じているので、ドタバタ喜劇的熱狂を演じているとは
気づいていないだけなのではないかな?