Hくんがきょうのクラスにも出てきたので、(いつも出てきてるんですけどね、
なにしろ単位にならない勝手な受講生なので、毎週出てくるとはわたしとしては
期待していないのです。いつ出てこなくなっても不思議ではない・・・)
もう少しくわしく多読前のことを聞きました。
そうしたら、?くんとそっくりだった!
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まず、センター試験の成績を聞くと、110点か120点だったと思うと・・・
これはおそらく入学者の平均をかなり下回っていると思われます。
そこで次に高校のときの英語の成績を聞くと、中学まではよかったけれど、
高校では赤点ぎりぎりだっととか。
そうするとおそろしい妄想が浮かんできます。
もう一人のTOEIC急上昇者?くんとHくんは共に
センター試験の成績が悪く、
絵本ばかり読んでいて
読了語数はわせいぜい数十万語!
ドーピングはほとんどなし、あるいはきわめて少量
まさかねえ・・・
多読とTOEICの関係についてはいまのところいちばん確実と思われる豊田高専の
研究では 「100万語読んで50点上がる」という数字が出ています。
それをとんでもなく上回る上昇ですが・・・?
だれでもこんな風なのがいいんでしょうか?
たった二人ではどうにもなりませんが、ゼロからはじめる易しい絵本の威力を
もうちょっと力を入れて追求しようかと、揺れないでもありません。
うーん、そういえば我が甥Sくんも黄色レベル(YL3相当)までしか読んでなくて
それに過去問で一橋大学にはいったのでした。(ほかのことはほとんどやらなかった
そうです。塾で英語を取ったけれど、あれは無駄だったと言っているし、わたしが
やるように言った Basic Grammar in Use と Grammar in Use Intermediateも
Z会の速読英単語も結局やらなかった・・・
Hくん、?くん(そしてSくん?)のような例は探すのが大変です。
たいていの学生はむずかしい本に進みたがるし、わたしもいままではそれを
警戒しつつも結構積極的にすすめていたような気がします。
ところがHくん、?くんはいまだにやさしい本しか読まない!
Hくんは2000語を越えるものはほとんど読まないようだし、?くんに至っては
ここ2年くらい、Rainbow Magic しか読んでいないのではないだろうか?
(何度も何度も読んでいるようなのです!)
上の二人(3人?)の例を見ると、もっともっとやさしい絵本を読むようにいうべき
なのかなあと思わずにいられません。さいわい今年度はレベルを上げるときは
やさしい本を教室で、家ではレベルを上げて、というように、「レベルの幅を広げる」
ことをテーマにしています。これをもっともっと前面に押し出そうと思います。
教室ではバカみたいにやさしい本を読もう!ってね。
それで、前便を印刷してみんなに配ります。火曜日4限のクラスはHくんが出ている
授業なので、Hくんに話してもらいます。何人かはHくんの後に続くでしょう。
そうしたら、やさしい絵本の大切さがはっきりしてくるかもしれません。
だいぶ先になるでしょうが、報告をお楽しみに!
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