The New Yorker のサイトにある Book Bench というコラムは
インターネットのすばらしさを堪能できるコラムだと思うのですが、
いくらなんでもコラムの良さに寄りかかった記事が多すぎやしないかと
危惧しておりますが・・・
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今回はどうしてもご紹介したいのです。
http://www.newyorker.com/online/blogs/books/2010/06/to-kill-a-mockingbird-at-fifty.html
Harper Lee という女性が1960年に To Kill a Mocking Bird という小説を
書きました。今年は以来ちょうど50年ということで、この本の特別な・・・
・・・ ・・・
特別な・・・ なんなんでしょうね、魅力でもない、姿でもない、在りようでもない
佇まいでもない・・・ その「何か」を探ろうという本が出たようです。
語れば長くなりそうですが、すべてはこのコラムにゆだねましょう。
(こんなに何も意識せずに、内容を干天の慈雨のように吸収した記事も
わたしとしては珍しい)
一つだけ・・・
本サイトの絵師は初版本を持っております。
立川の古本屋で買ったのだと思われますが、おそらく基地の米兵あるいは
その家族が、出版されたばかりの本を買ってその後基地の外の古本屋に
売ったのでしょう。
ひどく安っぽい装丁なので、たくさん売れるとは予想していなかったことを
思わせます。その後絵師はペンギン・ブックス版を手に入れ、30年くらい前に
100回は読んだと言っておりました。その木口の滑らかなこと・・・
いくら指を滑らせても、ページ一枚一枚を感じることはできません。
各ページの指でめくるあたりがビロードのようになっておりました。
わたしにとっての Comment Wang-Fo fut sauve のような本なのでしょうね。
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