「だってともだちじゃん!」 って感じ?--については次のブログ記事をごらんください。
http://tadoku.org/old-blog/archives/2008/12/13_1841.html
なにしろこれは当研究室の唯一のテーマ「をさなごのやうに」のスローガンです。
これからも何度も登場することを願いますが、きょうはある児童英語の先生からの
報告を紹介します。
例によって、引用がうまくできないので、コメントは最少ですが、
このエピソードを読むとまたしても「をさなご」をうらやましく思います。
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ところで、こちらのレッスンでは多読のほかにOSTを使った時間をとっています。
今現在、6年生のクラスではOSTのORANGE BOOKを使用しています。
OSTでレッスンをする際も全訳をしたりはしませんが
ここはどうかな、と思うところはちょっと生徒たちに聞いてみたりしてます。
今月はORTでいうとSTAGE 7のTHE LOST KEYを
やっているのですが、今日はちょっと ”はっ” とすることがありました。MAGIC KEYを無くしてしまったKIPPERたちは
古い鍵などを使ってへんてこりんな?アートを作って売っているお店で
MAGIC KEYを見つけ、買い戻そうとします。”It’s a lot of money for an old key” と、MUMがいうのですが、
”これ、MUMはなんていってると思う?”と、子供たちに聞くと
”なんでこんな古い鍵にこんなにはらわなくっちゃいけないの~~?!ってかんじ~~?”
と、みんな口々に答えました。”やられた~~~~!”って思いました。
私が中、高生、いえ、大人になってからだって、多読する前は
”それは古い鍵には大金だ”という
くらいの訳をしていたでしょう。
そのうえ、”ああ、こういうときは FORでいいのね”とか
”OLDがついてるからanなってるわ”とか、
余計なことまで考えていたんじゃないかと。。。。ところが子どもたちは根本的に違うわけです。
訳をしているんじゃなくって、”MUMの気持ち” で物を考えているだけ!
いえ、普段は日本語にさえしようとしてないから
そういうMUMの気持ちを”感じて”いるだけなのでしょう。以前私が娘たちに
”あなたたちは読むとき、文章を訳しているの?”と聞いたとき
”ママが何を言っているのかわからない。なんでそんなこと
いちいちしなくちゃいけないの?”と言われました。
彼女たちの中には、文法どころか、訳をするという
ことさえ、存在していないのです。
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