多読で外国語に親しむと・・・

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何度も書きますが、わたしのところには多読・多聴・多読支援で「よいことがあった」
という報告しか来ません。

多読してもダメだった、多読支援してもちっとも英語になじまなかった・・・
そういう報告もあると、両面からの検討が可能になるので、ありがたいのですが、
それはまあ、望みすぎでしょう。どちらの報告もわたしの研究には大事なのだ、
ということはなかなかわかりにくいことでしょうし、よさを感じられなかった方法に
「報告」の手間までかけるのはまっぴらなことでしょうから。

・・・という言い訳をした上で、また一人、多読支援でうれしいびっくりを経験された
先生からのメールを紹介します。

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うまく行かなかったという報告はないものの、実際にはあちこちのブログを見ると、
多読のどこを読み間違えて「挫折」するか、かなりわかってきました。

それはしかし、きょうの話題にはふさわしくないので、いつかまた新たな記事として
書き起こすとして・・・

今日はちょっとうれしい報告です。
多読指導3原則でいえば、英検は『テストしない』に違反するのかもしれないのですが、

 いえいえ・・・

今回、私がクラスに多読を取り入れたときから(5年ぐらいでしょうか・・・)在
籍する中1の子が3級に合格しました。 中学に入ってから、塾に通うようになったので、うちには多読の時間に来るだけです。本当にまったく何も教えていません。

・・・5年に1回くらいなら、違反もなにも・・・

塾でのことも聞きましたが、学年の内容に応じたものしか教わってないようで、本人はとても不思議そうにしていました。 筆記試験が終わって、ひょっとして
受かってるかもしれないと思い、私のほうから、二次試験の練習をしようとしたのですが、「先生、今回は無理だと思う。 リスニングはできたけど、そのほかはぼろぼろ。練習問題も一回しかしなかったし」という返事だったのです。 筆記試験の結果を聞いてびっくり。50/65でした。 本人も狐につままれたみたいな様子で、何でできちゃったんだろうみたいな感じでしたし。 二次試験の結果が出て、昨夜、電話をもらったのですが、「先生、受かってました」と、まるで他人事なんですよ。 飄々としたとてもいい子です。 
ちなみに女子です。

うれしいですねえ・・・
本人が狐につままれたみたいな様子というのがいいですね!
そして先生もびっくりというのもいいですね。

だって、試験用の勉強をして、試験でいい点を取っても「想定の範囲内」でしょう?
そんなもん、うれしくてもうれしさがちがうんじゃないかな?
びっくり付きのほうがうれしい。

    (いや、ちがうんでしょうね。
     びっくりより努力の成果の方がうれしいのが普通ですね。)

その子のお母さんだけが昨日見えられて「娘が『おかあさん、多読は大事だね』って言ってました」と話してらっしゃいました。

自分の挑戦したものに結果が出て、今取り組んでいるものの価値を確認したようです。
多読に切り替えてから、生徒数は減りましたが、中身は濃くなってます。
教材貧乏は相変わらずですが、楽しくやってます。
機会があったらまたお話を伺いたいと思います。
ご報告まで。

中1の生徒さんに、わたしからも よかったね! と言っていたと伝えてください。

そうですか・・・
多読に切り替えて生徒は減りましたか・・・

その分中身は濃くなっている・・・

けれども教材貧乏・・・

なんとかしたいですね。せめて貧乏にはならない程度に多読が知られるように、
これからも広める努力をします。

うれしい報告をありがとうございました。
またいつか報告をお願いします。そして直接お話しする機会があるといいですね。

ローカル線オフ@東上線?