(弱毒性) プラハ日記 その四 そのご

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「プラハ日記 その四」で チェコ語の イエス、ノー は日本語とおなじように、
相手の言うとおりのときは イエス 相手の言うとおりではないときは ノー かも
しれない、どなたかがご存じの方、教えてくださいと書きました。

さっそく、ある人からお返事をいただいたので、その後をお知らせします・・・

  (なお、弱毒性と思われますが、学校英語などの持病がある場合は強毒性として
   働くことも考えられます。その場合の典型的症状としては、読書中に Yes/No が
   出てくるたびに、あるいは言おうとするたびにのどにひっかかる感覚が顕れます。
   お気をつけください。なお、マスクをして読んでもかならずしも有効ではないと
   推察されます。大量のやさしい英語でうがいをなさることをおすすめします。)

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その方は娘さんがある外国語大学のチェコ科に通っているとか!
おー、こんなにうまい情報源はない、と思いましたね。

で、やはりそうだそうです。つまり、チェコ語の イエス、ノー は日本語とおなじで、
相手の言っていることに同意するか否かで使い分けるようです。そこで、

英語の文法がしっかり身につきすぎていると間違いやすいそうです。

とのこと。「Julie」さんもおなじように間違えることがあるようですよ、日本語の
会話の中で・・・

で、英語は基本的に 相手に同意、非同意ではなくて、 Yes、No に続く文が
肯定文であれば Yes で、否定文であれば No で答えるのが原則です・・・が

「基本的に」とか、「原則」とか、あいまいな書き方をしたのは英語の
使い方そのものがあいまいだからです! たとえばきのう読んでいた The Given
Day (Dennis Lehane。「間者猫」さんのブログで見たのを覚えていて、
成田空港の本屋さんで買いました。ところが間者猫さんはまだ聞き始めていな
かった
らしい)の中につぎのような文がありました。

Yes, I don’t have a plan.

ね、Yes のあとに don’t なんていう否定がくっついているでしょ?
英語母語話者も Yes のところでは相手の言い分を肯定していて、
そのあとの部分では否定を使ってしまうことがあるわけです。

かくも「文法」は 「法」 ではないわけです・・・ 
まだ言葉の仕組みなど完璧に説明した文法などないのです。