今朝、衝撃のニュースが飛び込んで参りました。
アメリカの有力紙 Washington Post を amazon の創立者 Jefferey
Bezos 氏が買ったというのです!
こういうニュースに注目する人というのはそう多くないと思いますが、
わたしなどはアメリカの1970何年だったかの「ウォーターゲート事件」というものが、
その後の考え方に大きな影を落としているので、あのニクソン大統領辞任につながる
大スクープを果たした同紙がIT業界の金持ちに買収されたということは、
それ自体がかなり大きな事件なのであります。
ここまでが前置きで、ここから本題へ・・・
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で、Google ニュースの記事を見ますと、そこにビデオ・クリップが貼り付けてある。
わたしは小学校のころから学校のマルバツに非常に不信を抱いておりまして、
(小学校の時、算数の問題の解き方が授業で先生が教えたやり方とちがうというので、
ごっそりバツになってしまったことがあって、同じ答が出ているのに・・・と不思議だった。)
いわゆる「正しい発音」というのも、きわめて疑わしいと思っているのです。
で、Bezos 氏の名前をCNNやBBCではどう「発音」しているのだろう?と
クリップを再生してみました。するとやっぱり・・・
CNNのクリップではキャスターと評論家が違う呼び方をしている!
男のキャスターの呼び方は 「ビーザス」 のように言っているのに、
女の評論家は 「ベイゾス」のように聞こえる。
なんとBBCのニュースでも、二人の人がこの二つの呼び方をしていて、
どちらもまったく気にしていない!
有名なところでは、Italian をどう読むか、少なくとも三つはありますね。
「イターリァン」、「アィタ-リァン」、そして「ァタ-リァン」
By the same token, Iran も、
「ィラーン」、「アィラーン」、「ァラーン」
加えて 「ターリァン」、「ラァーン」でも分かるはず。
で、どれでもだれでも文句は言わない、気がつかない!
(カタカナ書きは「イメージ」です、とテレビや新聞なら書くところ。
違いを表した物です。「正しい」表記は・・・ありえません。)
ほかにもそういう例はいくらでもあります。
どれか一つが「正しい」くて、ほかはすべて「間違い」なんてことは、
日本の学校教育の仮想的世界はいざ知らず日常ではありえないのです。
なお、学校が「たった一つの正しい答」に凝り固まるついては、いくつも
ある程度仕方ない理由があるでしょうね。 英語を生では知らない、
英語国は世界で圧倒的に優勢で、日本はただついていくしかなかった。
自分で「正しい・間違い」の間のグレー・ゾーンを判断することなど出来なかった
-- などなど、ですね。
けれども、実際の音を聞けるようになり、こちらが「発した音」を相手に聞かせる
ことができるようになった今も、明治初期の姿勢をそのまま保っているのは
まあ、文科省、学校、先生、辞書出版社、参考書、問題集出版者の
怠慢、怠惰、自己保身、としか言えませんね。
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