NPOの水曜多読講座報告からはじまった「多読的スピーキング」の
話題はこれからしばらくかなりメモ風に進みます。最初にお断りしておきます。
(いずれきちんと順序立てて本を書きます。)
今回はM♪さん、プさんの絵本の読み聞かせを聞いていただいて、
多読的スピーキングの「音」について考えをメモにします。
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まず気になるのは「多読的スピーキング」ってなんだ? ということでしょう。
直前の記事のYさんの話し方を聞いてくだされば、だいたい分かるのでは
ないかと思いますが、多読的スピーキングの特徴は・・・
*自分から言いたいことを話す。
*流暢というのではないけれども、詰まっても沈黙にはならず、声は出続ける。
*言葉がつながって出てくる傾向がある。
*文法的にはおかしいことがいっぱいある。
*けれども何を言いたいかは伝わってくる。
*音が比較的英語の特徴を備えている。カタカナ英語ではなく、極端形でもない。
今回は多読的スピーキングの特徴の最後に挙げた「音」の特徴を実際に聞いて
ください。まずプさんが絵本の読み聞かせをしているところを聞いてもらいます
これを聞いたときのわたしの感想はこうでした・・・
気持ちが入っている。丁寧に語りかけている。引き込まれる。
間の取り方が見事。
登場人物に気持ちを寄せていることがひたひたと伝わってくる。
class の CL、crow の CR が クL、クR となっていない。
子音ががっしり、しっかりしている。
かなり一文が長いのに、意味の区切りへの持って行き方がよいので、聞いていて話が素直に入ってくる。
実によいでしょう? なんとも言えません。感動的だとわたしは思います。
ただ、日本英語に慣れた人、極端形に注目してきた人には感動的だとは
思えないかもしれません。ま、しかしそれはそれで仕方ない。
もっと説得を続けていくだけです。
(いや、そんなことはないと思いたいな。少なくとも、いわゆる「日本人英語」とは
違って聞こえるのではないだろうか? みなさんの感想を待ちます!)
続いて M♪ さんの絵本読み聞かせです
これも感動の読み聞かせです。基本的にはプさんとそっくりなところもすごい!
なんとも言えません。
で、わたしの感想は・・・
音はいつも通り、細部までくっきり。
意味の区切り方が見事。どこで身につけたのか? やはり聞き読みで? 聞き読みすごい!
プさんとそっくり!
細部といい、意味の区切りといい、気持ちの入れ方といい・・・・
でした。
最後に衝撃の一言・・・ 二人とも、この読み聞かせのためにCDは聞いていない。
二人とも直前の1週間は忙しくて準備不足だそうです! それでこの音!?
つまり二人ともほぼ聞き読みだけで(ただし数年にわたる)こんなことになったのですね。
(ただし、失礼ながら二人とも英語の「お勉強」はほとんどゼロに近いと思われます・・・)
この記事でほぼ一日かかっているので、今晩はここで唐突に終わります。
続編があります。乞うご期待!
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