きのうはわたしも会員のNPO法人日本語多読研究会が電気通信大学で勉強会を
開催しました!
そこで報告のあったスペインの例と東京の日本語学校の例を覚え書き風に・・・
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スペインのマドリッドにある大学で日本語多読を採り入れているS先生が
学生たちの反応を報告してくれました。
* 週に一回、授業の最初に20分だけ日本語多読用読み物(「レベル別日本語
多読ライブラリー にほんごよむよむ文庫」レベル1から4 20人ほどの学生が
読みます。
* そして感想は「せにょーる」さんも言っていましたが、日本で英語多読をする人
たちの感想にとてもよく似ていて、
たとえば「読む速度が速くなった」、「はじめは知らない語を書き留めてあとで
辞書を引いていたけれど、そのうちおもしろくなって引かなくなった」
といった感想があったそうです。
* そして特筆すべき事は学生たちは自分で多読本を作りたくなって、本を作って
しまったこと! そのうちこのサイトでもお見せできることを願っていますが、
パワーポイントで見せてくださった本は2冊。一つは挿絵が実によい!
そしてもう一冊はかなり長い、字の多いもので、ルビつきでした。
たくさん読んでいるうちに自分から物語を書きたくなってしまったとのこと。
鴎友学園の生徒たちと似ているようですね。
* 休憩の間に、Sさんと、せにょーるさんの間ですばらしい約束が取り交わされ
ました!
せにょーるさんは高校生に読み終わった漫画を寄付してもらいスペイに送る!
Sさんは学生たちが昔読んだ絵本を寄付してもらって日本に送る!
Sさんは今回帰国して最大の成果だと感激していました。
いつかスペインの大学生の様子を報告できると思います。なにしろ日本語
クラスの学生の7、8割は日本のアニメや漫画に関心があって日本語を
学んでいるとのこと。楽しみです!
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