水曜日の多読講座(英語)の報告でおなじみのYさんがまた変化したように思います。
その変化とともに、多読的スピーキングが見えてきました・・・
************************************
Yさんは昨年の8月31日からNPO多言語多読の水曜多読講座(英語)を受講し始めました。
出発点はかなりゼロに近い人だったと思います。
1月から講座の中で 多読的スピーキングをはじめました。
時々しか声が出てきません。
2月、かなりつながって話せるようになりました。
20130220 Yさん Karen Silkwood.zip
そして6月5日。
これだけ複雑な話を伝えられるということ、
日本語を英語にするための遅れが感じられないこと、
この速さで話せるということ、表現が豊かになっていること、
音自体に学校英語の影がかなり薄いこと--
どれをとってもYさんの大きな進歩が感じられます。
ぜひ、上の三つの録音を聞き比べてください。
そして質問や意見があれば、info あっとまあく tadoku.org にメールをください。
この記事から「多読から多読的スピーキングへ」の議論が発展することを期待しています。
なお、Yさんのブックトークの素材はOxford Bookworms Library Stage 2 の
The Children of the New Forest です。この話を知らない人にはYさんの
要約は分かりにくいかもしれません。わたしはこの本を読んでいませんが、
Yさんの話はわかりました。Yさんの要約を聞いてもさっぱり分からない場合、
いくつかの原因がありえますが、一つには、多読的スピーキング初期の「英語」に
相当慣れている必要があるかもしれません。慣れていないのでYさんの話している
英語のスクリプトがほしいという人がいれもメールをください。全部を起こして、
このブログで公開します。
付け加えると、Yさんは途中で camed と言っています。
これはYさん場合は完全に「をさなごのやうに」英語を獲得しつつあるのではなく、
学校英語の学習と、をさなごのやうな獲得が混じったようになっているのかも
しれません。こういうところも今後わたしとしてはたくさんの例を見て研究したいところです。
また、Yさんの話し方はところどころ空白の時間はありますが、わたしの言う「英作文トーク」とははっきり違うものです。そのあたりも注目してください。
もう一つ。録音の後ろで聞こえるのは講座のbook talkの時間にほかの受講生が語っている声です。雑音のようで邪魔かもしれませんが、講座の雰囲気を知る手がかりにもなりますね。ご容赦!
最近のコメント