多読で受験 ふたたび・・・

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今年わたしの支援を受けて大学に入った人は二人いました。

一人は国際基督教大学、もう一人は東京大学です。

そして今年、沖縄から次のようなメールが来ました。

お久しぶりです。

今、英語の勉強をどのように進めていくか迷っています。酒井さんが推奨している多読だけの勉強法が素晴らしいものだとはわかっています。

ただ酒井さんとはかなり距離が離れているので、英語の勉強を酒井さんだけに頼るのは難しいと思いますし
学校の授業も活用するためにはある程度の文法の知識も入れる必要があるとおれは思っています。

絵本の多読を続けながら、受験英語の勉強をしようと考えているのですがその両立は可能だと思いますか?

これに答えたわたしの返信はごく短いものでした。次に引用します。

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受験英語と多読の両立はむずかしいかもしれないけれど、不可能ではない可能性があります。
次のような場合です。

*両立するとなると時間がないだろうから、絵本ややさしい英語の本や英語のanimeやDVDは隙間の時間にだけ楽しむことにする。

*ただし、多読するときは日本語に訳さない、全部分からなくてもいいことにする、(もし絵や映像があれば)絵や映像をしっかり見る

こんなところかな? でも、ついでに・・・

*それからもし受験英語の方でも、多読の方でも、疑問があったら、ぼくに相談すること

っていうのを付け加えましょうか。

ではね、Enjoy 受験英語!

根っこのところではこの短い返信で尽きていますが、実際に E くんが
この原則を使ってどう受験英語と多読を両立させるか、という問題には、
かなり細かな手当が必要だと思います。

E くんがこれからも連絡をくれるといいのですが・・・

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支援していた人はもう一人いましたが、その人は天衣無縫というか、
非常に楽天的というか、もう一息「受験」ということに日本の受験に適していな
かったようで、希望通りにはいきませんでした。

(感覚は非常によかったのに、わたしがそれを活かせなかったという面も大きかった・・・)

けれども、多読で受験の道筋はすでに非常にはっきりしたと考えています。
これから、この道筋をたどると時間も労力も省けて、しかも大学入学後や
卒業後にそのままつながる「受験準備」をする子どもたちが増えてくるはずです。
「多読で受験」の話題もこれからは増やしていきたいと考えています。

お楽しみに!