83歳だったそうです。感慨深きを禁じ得ず・・・という気持ちです。
最初に小沢さんを意識したのは浦山桐郎監督の「非行少女」でした。
それ以前にも日活の若者映画にたくさん出ていたはずですが、
なにしろわたしは石坂洋次郎作品の映画化以外には関心がなくて、
小沢さんは「非行少女」の泥で作ったかと見まごう「造形」が初対面でした。
中年以降の、我が道を往く「大衆」探索行についてはご存じの方も多いでしょう。
わたしの錨はどこにどの深さまで下ろせばいいのか、その一つの目安として、
わたしは小沢さんを忘れることはないでしょう。
(逆に、わたしの旗はどこにどの高さまで上げればいいのか、その目安は
村の絵師が示してくれます。わたしの錨は深さが足りず、わたしの旗は高さが
足りませんが、いつかまたそのことも・・・)
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