我田引水ながら・・・ Ted Nakanoさんからメールをいただきました!

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Ted Nakanoさんは茨城県の県立高校の英語の先生です。

数年前まで勤務していらっしゃった高萩高校が文部科学省のスーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイ・
スクール(SELHi と呼ぶらしい)というものになった時、「運営委員」を頼まれた時からの仲間です。

ほかのほとんどのSELHiの多読同様、高萩の多読も根付きはしませんでしたが、
わたしは校長を初めとする学校組織について、また文科省や、兼の教育委員会について
おもしろい経験をさせてもらいました。

そして何よりTed NakanoさんとNさんという仲間を得たことが最大の収穫だったと、
いまはしみじみ思います。

そのTed Nakanoさんは高校生のディベート大会に参加なさって、興味ある観察を報告をしてくださいました。
そのメールをそのまま紹介します。何を言っても我田引水の屋上屋を架すことになるので、そのまま・・・

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1 英語による情報収集能力
2 logic
3 英語による情報伝達能力
に収斂されると思います。
これらのうち1、3が素晴らしく優れていたのは私が見た中では東京国際高校でした。多分東京国際高校のチームは全員が帰国子女だったとおもいます。他の高校のチームとはその戦闘能力において大人と子供ほどの差があります。それはなぜか?そもそもlearning outcomeが違う。日本人のそれはテストの点数つまり進研模試、英検、GTEC、大学入試、etcです。一方帰国子女たちのそれはもっと別なところにある。英語は情報収集や伝達の手段にすぎない訳です。これでは日本の従来方式の英語教育を受けた人間が質量共にかなうはずはありません。試合では日本人も奮闘します。彼らは2は高いと思います。しかし1と3が低いために「日本人にしてはよくやっている」というレベルを抜けられないと思います。要するに日本の今までの英語教育システムは国内産業であり、保守層が生きる生態系を維持するためのものだということがよくわかります。そうではないと言うならなぜ日本の高校生が世界大会で勝てないのか。日本人が特段劣っているとは考えられません。世界を相手に英語を使う人間を教育するならせめて英語の授業では英語を第一言語にしなければこの状態は変わらないと思います。早い時期に多読、聴、書、喋を経験させるしかないと思います。
今年の1月に南アフリカで開催されたディベートの世界大会に参加した伊奈北高校の生徒の話を聞きましたところ、勝つために要求されたのはまず3。次に2だったということでした。世界大会では論題が8つあり、そのうち4つは事前に知らされるが残りの4つは試合の1時間前に知らされるので、普段から英語を通して教養を身につけておかないと全く勝てないということでした。
以上ご報告です。
Ted Nakano@日立