シャドーイングは評判が悪い。
劇薬シャドーイングはさらに評判が悪いことでしょう。
そこで、二つの記事を書きます。
一つは多読普及初期のように「仲間」を作るための記事
もう一つは劇薬シャドーイングがもたらす変化について予想を述べて、
「それならやってみるか・・・」と思っていただく記事です。
で、今回は 仲間を作るために・・・
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シャドーイングがおもしろくない理由として、よく「進歩が実感できない」
ということがあります。
これについては、わたしは「多読もよくそう言われるけどなあ」と思いますが、
ま、それはそれとして、「進歩をどうやって実感するか」という話題は
シャドーイングの普及にはとても大事だろうと考えています。
で、自分で実感する手がみつかるまでは、わたしがシャドーイングによる変化を
見極める役をやります。
方法を二つ提案します。 どちらも完成した方法ではありませんが・・・
* 一つはSkypeで直接シャドーイングを聞かせてください。
掲示板でご存じかも知れませんが、いま「XYZ」さんとSkypeシャドーイングの
実験をしています。
これはコスモピアの「多聴多読マガジン」(3号だったかな?)でやったことが
ありました。今は当時よりもはるかに音質ががよくなっていますが、
Skypeを通したシャドーイングが直接聞いたシャドーイングとどう違うのか--
それはよくわかっていません。できれば近いうちにXYZさんのシャドーイングを
生で聞かせてもらって、違いがあるかどうか知りたいと考えています。
つまりまだ完成したお手伝いの方法ではありませんが、もしみなさんが
シャドーイングをやって、果たしてこんな具合でいいのだろうか、自分では
わからないぞ、と思われたら、Skypeを使ってわたしに聞かせるということも
検討してください。
* もう一つは、わたし宛てに録音を送ることです。
以前には「紫」さんからシャドーイングを焼いたCDをいただきました。
「NEO」さんからも録音を焼いたDVDが送られてきて、これはうまく行きました。
高校生がなんと「七色の声」でなりきりシャドーイングをやっていました。
近いうちにみなさんにも聞いてもらえるようにしたいと考えています。
DVDを焼くよりは録音ファイルをわたし宛てに添付書類として送る方が
簡単だと思いますが、これもかならずしもうまく行くとはかぎらないようです。
とはいうものの、Skypeで聞いてもらうよりは気が楽だと思われます。
もちろん、直接わたしと会ってシャドーイングをしてくださっても結構です。
電話でもいいかもしれません。いずれにせよ、みなさん、ぜひ気軽に
わたしにシャドーイングを聞かせてください。
多読普及初期には、「多読はうまく行くようだが、さかいさんしか支援できる人が
いないのが課題だ」と言われたものでした。シャドーイングも、今のところ
わたししか助言できる人がいませんが、たくさんの人がわたしに
シャドーイングを聞かせてくださるうちに、いつかほかにも助言できる人が
出てくるでしょう。
シャドーイングも劇薬シャドーイングも、多読と似た道をたどるとすると、
それはかならず実現すると期待しています。
次回の記事は 劇薬シャドーイングの意味と成果 の話です。
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