数日前のことです。ある人から、大きなヒントをいただきました。
わたしのTOEICに対する態度が明確ではないと指摘してくれたのです。
わたしはよくHくんのTOEICの点数を引き合いに出してやさしいことばの大切さを
示唆するものだと言ったりしますが、わたしは「TOEICを否定していたのでは?」
というわけです。
そういえば誤解を招いていたかもしれないと気がつき、ここでごく短く、
わたしの考えを書きます。
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*TOEIC の問題文そのものにはおかしなところはない。
日本の中学・高校の定期試験や模擬試験や大学の入試問題や
センター試験にはおかしなことがいっぱいあるのに比べて、です。
(なお、設問にはおかしなところがあります。
その分、信頼性は低くなります。どのくらい低くなるかについては
いまはわかりませんが、近いうちに調べるかもしれません。)
*したがって、英語をよく吸収した人は得点が高い傾向があると思われる。
逆に、日本の学校・大学などの試験では、英語をよく吸収した人が
かえって点数が低いことが、TOEICにくらべて、少なくないと思われます。
*TOEICは対策や準備をせずに受験すれば、ある程度英語の吸収度合いを
測れる可能性がある。
*ただし、対策や準備をして受験した場合は、吸収度合いをうまく測ることが
できない。
つまりHくんが1冊1000語以下の絵本ばかり9万語分読んでTOEICの点数が
340点から640点になったのは、対策や準備をしていないので、
ある程度信頼していいとわたしは考えているわけです。
そこで、Hくんの例を材料にやさしいことばの大切さについて考えているわけです。
実は上のことは豊田高専の西澤さんに答えた記事の中で、わたしが大前提にして
いたことでした。大前提だったので、きちんと書いていませんでした。
ここでやっと明確な形でTOEICに対する評価を提示できてよかった!
Tさん、ありがとう!
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