論文と口伝えについて ある人から来たメール

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論文は撒き餌だと・・・ 

とんでもない言い方なので、わかりにくいかもしれないとは思うものの、
ほかに喩えが思いつかない。

ところがわたしの言いたいことをごく短く、ずばりと表現した人がいたのですね・・・

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きのうの晩、 「論文と口伝えについて」という記事を書いて、
アップしたと思ったら、すぐにメールが来ました。

 「論文と口伝え」ってまさしく、
 
 Playing the system in order to beat the system.
 A fine little twist of hypocrisy.
 
 (出典:Invisible by Paul Auster)
 
 それだけですが・・・

「それだけ」で十分ですね。

こんな短い2行でわたしの言いたいことが全部言い尽くされています。

1行目はわたしの大好きな花田清輝に言わせれば「敵の武器を奪って敵を討つ」
2行目はそのためにこちらは「ささやかな悪さを悪いと知りつつ実行する」という
ことですね。

だからもしわたしに十分な力があれば 論文を書いて先生たちを誘い込む ことも
やるべきなのですね。そうしないとわたしは手を汚さずにおいしいところだけ
手中にしていることになる。

まして、論文を書いている先生たちに、論文よりは口伝えですよ! なんて
えらそうなことは言えないはずですね・・・

けれども、ま、そこは役割分担ということで・・・

  (それに、論文を書く先生たちは論文を書くことは

   a fine little twist of hypocrisy

   だという意識はあるだろうか?)

最後に・・・

それにしてもよく瞬時にわたしの言いたいことを簡潔にずばりと言い表した文を
見つけてくださったものです。 敬服・・・