【Kindle倶楽部】 黄色く焼けたペーパーバック・・・ 「みんなの広場」と同時掲載

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「みんなの広場」の掲示板に 【Kindle倶楽部】 が誕生しました。
(Kindleの普及には 「AMINO」部長の力に寄るところが大きいと思います。)

Clippings という機能があって、注目した文を保存整理が簡単というので、
わたしはすぐに買う気持ちになり、そこへ数日を措かずして Kindle 3 の発売が
予告され・・・

気持ちはKindleへとどっと流れたのでした・・・
ところが一気に冷静に戻してくれた人がいる!

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わたしは紙の本は芸術絵本などの贅沢品だけになり、
ペーパーバックや多読用図書はみんな電子本になる! などと予言めいたことを
書いたのですが、強烈な反論が舞いこみました。

これはKindleネタです。

http://www.newsweek.com/2010/07/29/salinger-like-you-ve-never-seen-him.html?from=rss

これはわたしがこのごろときどきブログで紹介している The New Yorker という
知的情報誌の The Book Bench もずいぶん気取ったブログですが、
おなじような記事が Newsweek のサイトにもあったのですね!

  (もちろんわたしが知らなかっただけのことですが・・・)

Kindleを持てない私の説得力のない反撃でしょう。。。。アメリカにも本は紙だろ!と言っている古式ゆかしい文学オタクはいてもいいはずで、すり切れたPBを後生大事に抱えているそんなオタクの神様、Salinger様がgo-go companyの餌食になってはならないのです。わら半紙色のざらざらした紙と古臭いフォントとのコントラストこそがSalingerの世界であって、Kindleのhigh-contrast E-ink screenの薄っぺらい世界とは相容れないのです。

うそ、うそ、ホントはSalingerネタです(笑)

いえいえ、わたしははっと我に返りましたよ。

たしかに黄色く焼けたペーパーバックには万感が籠もっていますね。
わたしがはじめて自分のものにした Ray Bradbury の The October Country、
ハードカバーですが、神田の洋書店で見て、高くてすぐには買えず、
でも次の日にお金を握りしめて買いに行った The Lord of the Rings、
そして、村の絵師のぼろぼろの To Kill a Mocking Bird・・・

電子本もいつか読む回数を重ねると少しずつ色褪せてきたりするのでしょうか?

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で、Salinger ネタの部分・・・

記事の中で(わかんないところは色々あるが)2つだけ、気持ち悪い箇所があります。面倒だったらアホのつぶやきと受け流してください。

But the most telling detail is on the door, at the left edge: a
flash-enhanced glint on the room’s steely lock. It’s a reminder of its tenant’s unflinching mantra: keep out.

この「立ち入り禁止」ですが、写真に写っているドアの真ん中あたりに、ピカピカ光るものが貼り付けてありますが、このことですか?そうだとしたら、これがどうして「立ち入り禁止」のマントラなんですか?

上のリンクをクリックするとたしかに左手奥にドアがあります。

けれどもけれどもこの部分を採り上げてこれは most telling detail で、
Keep out. の意味だというのは、記事を書いた人の作りすぎではあるまいか?
たしかにサリンジャーは後半生を隠者のように過ごしたそうですが・・・

former New Yorker colleagues, some of whom had never spoken about “Jerry.”

Jerryってアメリカ人が使うドイツ兵士の蔑称(?って英辞郎に言われた)だとすると、この話題が禁句になるのはどうして?(彼は確かにユダヤ人で、戦争にも行ったけど)

ではまた。

Jerry はおそらく サリンジャーの名前の Jerome の愛称でしょうね。
わたしは Gerald かと思い違いをしましたが、Jerome ですね。

そしてThe New Yorker誌の colleagueたちというのは、
サリンジャーが同誌に短編を発表していたころの知り合いということでしょうね。

で、昔親しくしていた作家が自分のことを語らないので、
その意思に敬意を表して仲間たちもサリンジャーのことを語らなかった・・・

おそらくそういうことだとわたしは思いました。
どなたか、心当たりのある方のメールを待ちます!

ではね、いつか電子本も歳を取るようになったら、どうぞKindle購入を考えて
ください!

ありがとー!!