「英語育児はいかがなものか・・・」はずいぶん反響がありましたが、
その後収まっているようです、英語育児関係のブログでは。
でも、わたしはこの話題は簡単に収まるものとも、収まっていいとも
考えていません。多読につきまとう永遠の課題かもしれません。
ところが、実に軽やかに英語育児とおなじことを、なんのわだかまりもなく楽しんで
いるおかあさんがいます・・・
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まもなく8才になる子供への読み聞かせを中心に親子で多読を続けること約6年。
その間、目に見えて進歩があるのは子供ばかりで、母である私はちょっぴり寂しい思いをしてきました。
実はこの親子さんはわたしはだいぶ前から存じ上げております。
そして、そのこどもさんの英語には目を瞠ってきました。(みはって、と読みます)
けれども、これまで一度もその子を面と向かって褒めたこともないし、
ブログでも掲示板でも、オフ会でも話題にしたことはありませんでした。
実際には、たくさんの「多読っ子」を見てきたわたしも首を傾げるほどなのです。
でもいつもの通り、世の親御さん、叔父さん、叔母さんを煽りたくないので、
静かにしてきました。 上の引用部分では「目に見えて進歩があるのは子供ばかり」と
書いてありますが・・・
でも、ここにきて漸く私にもブレイクスルーの兆しが、、、
自他共に認めるスローリーダーの私が、なんとPB1冊を1日で読了することが出来たんです!
記念すべきその1冊は、Patricia CornwellのPostmortemでした。
「多読っ子」の事例紹介に慎重なわたしがこの方に報告をお願いしたかというと、
信じられなかったからなのですが、なんと・・・
こどもさんの報告をお願いしたのに、 報告の内容はご自分のことばかり!
実はこれまで読んできた本のほぼ9割が児童書だったので(残りの1割は未翻訳のTrue Crime(実録犯罪書)かYaoi(笑))、
読み始める前はフィクションの凝った文体について行けるかどうかちょっと不安でした。
しかし案ずるより産むが易し、セリフが多いせいかノンフィクションよりずっとスピードに乗って読み進めることが出来ました。
True Crimeで犯罪用語に慣れていたのも良かったのだと思います。
いずれにせよ、この数年間多読を続けてこなければ決してなし得なかった快挙であります。
よくわからないのですが、この方は True Crime の本は PB と考えていないよう
ですね・・・?
それと、わたしがPostmortemに夢中になっていると、
いつのまにか子供も隣に座ってThe Secrets of DroonシリーズやDiary of a Monster’s Sonを時に黙読、時に音読していたんですよね。
親子多読のスタイルはいろいろあるようですが、
親と子が共に成長していける、つまり一粒で二度美味しいのは、
やっぱり「読み聞かせ」ではないかなぁと思う今日この頃です。
これは本当に「番外篇」なわけで、英語育児の報告ではなくて、親御さん自身の
報告なのです。
でも、こうして、親御さんが自分のことにばかり拘っているから(拘泥するという、
悪い意味で使っていますが)こそ、こどもに思いがけずよい結果が出た、
という意味で、「英語育児はいかがなものか・・・」なのですね。
親子育児のスタイルはいろいろあるようですが、やはり読み聞かせ?
そして、親と子の適度な距離と距離感?
やっと、最初と最後がつながった・・・
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