いつかわかってくること・・・

Pocket

「多読支援三原則」というものがありまして、(ご存じの方もいらっしゃるでしょうが)

* 教えない
* 押しつけない
* テストしない  (生徒を傷つけずに、遠回しに「チェック」することは可能です)

というものです。だから如何に引用するメールにも合っているとか、いないとか、
そういう「採点」はしませんが・・・

***********************************

酒井先生、こんにちは!

今日は、ちょっと口に出して言ってみたいことがあり、
このメールを書いています。

わたしは多読を始めてから、掲示板やオフ会などで「未来形」という言葉を
知りました(思い出しました?)。
またこれと同時に、未来形には「will」「going to」というのがあることを
知りました(こっちは思い出した感覚はなく、ホントに知ったって感じ)。

もちろん、いろいろな意味で「文法用語など知らなくてよかった」わけですが、
この場合はさらに「いまは未来形という用語は使わない」ので、
いよいよ「知らなくてよかった」ことになります。

英語には決まった未来形というのはないのですね。
will をつけたり、be going to と複雑にしたりして、「未来」を表現します。

ところが「未来を表現」といったって、どう表現するのかということは、
簡単には説明できない。

また掲示板を通して、みなさんの体験を聞くことができました。

・未来形って言葉がへん~
・willってこういう感じよね~

とかそういう話しです。
ただ、こういう学校で習ったことや、体験談を読んでも(聞いても)、
「へー、そうなんだ」とは思っても、全くピンと来ないまま何年も経ちました。

ところが最近、思うことがあり、それを誰かに言ってみたくなって
このメールを書いている、というわけです。(長い前置きでスミマセン)

いまは何となく「未来形って言葉がへん~」というのが分かります。
というよりも、「will」と「going to」を同じカテゴリー(未来形?)で
説明することに、違和感を感じています。

なんでこれを一緒に説明するんだろう?変ですよね?

どうしてかというと、わたしのイメージだと「going to」って、
「to do」の方が仲間っぽいです。
どちらも目に浮かぶイメージが重なります。
「will」よりもずっと仲がよく、気が合いそうに思う(笑)。

そう思いませんか?わたしだけかな?(それでもいいけど!)

唐突に終わりますが、以上です!
オチもない話しを聞いてくださり、ありがとうございました!

はー、スッキリした!(笑)

採点する必要はないので、合ってるとも合っていないとも書きません。
このままたくさんの will や going to や to do に触れていけば、
そのうち自分で納得できるでしょうとだけ、感想を書いておきます。
そういうことは「いつかわかってくること」に属していて、
わかることをいそぐことはないのです。

で、わたし自身がこのメールを読んで思い出したこと!

そういえば昔は wish と hope ってどういう風に使い分けるのか、いつも悩んだ
のです。でもいまは、どう悩んでいたのかすら思い出せない・・・
上のメールにあるように「なんでこれを一緒に説明」しようとするんだろう?という
くらい違いがはっきりしています。

おそらくいろいろなことについて、そんな風に、いつかは
「これとこれは全然使い方が違うでしょ! でも、こういう場合はどっちでも
いいよね」などと、まるで日本語の使い方を説明するときのように
言える(または言えない)ようになるのでしょう。

(あれ、最後はちょとわかりにくいか? それにしても、going to と to do を
 will とはちがうグループという勘はなかなかではないだろうか? 
 おっとつい言ってしまった・・・)