およそ1年半前、2008年の4月13日にわたしは「マサミ」さんからいただいたメールを
「こども式ウェブサイトのブログ」で記事にしました。
つい最近この記事を読まれた方からメールをいただきました。
かなり長いやりとりになりましたが、最終的にこの方とわたしは意見が一致しました。
どう短くしたら記事になるかとしばらく悩みましたが、ことの重大さと、
マサミさんのメールの重大さを考えると、じっくり全部のやりとりを一つずつ記事に
することにしました。
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今日、“「英語育児」はいかがなものか!”というブログ記事を拝見しました。
うちでも小さい娘に、英語にふれさせているため、興味深く読ませていただきました。
マサミさんのおっしゃっていることは、ひじょうに理想的であり、正論であると思います。ただ、我が家で体験していることを少しお話させていただきたいと思います。
娘が2歳ころから、DWEなどの英語教材を使い、ORTなど洋書絵本も読み聞かせています。
CDのかけ流しもこの2~3年ほど毎日していました。
そして、今、娘は5歳になりましたが、ORTの次のステージをいつも買うことを楽しみにしており、
私も、ORTのステージ5くらいになってからは、いつのまにか英語を読んでいることを忘れ、
そのストーリーにワクワクして、入り込んでいる自分に驚きました。それまでは、英語を読むことに必死で、この発音でよかったかな?・・とか、これはどういう意味だ?・・と
いうことに気をとられ、ストーリーを純粋に楽しむことがなかなかできないでいました。
しかし、今では、英語を読んでいるという意識は薄れ、読んだ瞬間にイメージが脳に広がるのです。
いままでの自分には考えられなかった不思議な・・そしてワクワクする体験です。娘の方はわたしよりもはるかに英語に関する感性は優れていて、
「これはどういう意味だろう・・・?」と私が聞くと、とても豊かな日本語でその状況を説明してくれ、
ほほぅ・・・・と(内容の真偽はともかくとして)その理解力に私は驚かされます。教材を使って子供に英語を教えることや英語のCDを聞かせつづけることは、
それをしていない方にとっては、「不自然な気持ちの悪いこと」かもしれませんが
(人は、自分と異なるものに対して拒否反応をおこしがちですよね・・)
我が家では、こういう方法を使って、英語を心から堪能できる境地まで辿りつくことができ、
私も娘も、たいへん満足しています。理想通りにできればそれに越したことはありませんが、しかし、それが無理であるのならば、
自分にできる範囲で、やっていく・・・これは決して悪いことではないはず。
お母さんの声で英語絵本を読んであげられたら最高ですが、しかし、あまりにも下手であれば
子供も親も楽しめませんし、なによりも、英語本来の音やリズムにふれされてあげることができません。
それでは、英語がどんな言語であるのか、正しく伝えることができません。
子供には、英語であれ、なんであれ、本物に触れさせてあげたい・・と私は思います。本当は、ネイティブの方と直接、触れ合う機会があればそれが一番ですが、それも難しいですから、
やっぱりCDなどで本物の音を聞かせるのが手っ取り早いわけです。
そして、それは実際になかなか良い効果があります。3年前には、全く英語が聞き取れなかった大人の私でも、今では多少は何を言っているのかわかるようになり、
娘は、ネイティブの方と会って話しても、違和感がなく、コミュニケーションをとれます。
肉声であっても、CDの電子音であっても、英語の波動であることには違いなく、
それを聞きつづけることで、英語という特有の周波数の音を、脳に身体になじませていくことができるんですよね。今では私が英語絵本を読み聞かせると、娘は「ママの英語ちょっとちがうんだよね~」と言い出し、
単語一つ一つ、言い直されます。
しまいに、「ママは読まなくていいから、CDを聞かせて!」と。。(苦笑)ママと楽しむ時間は、日本の絵本を読んだり、遊んだり・・と日常生活で充分得られますし、
英語のCDを聞く時間も刺激があっていいですし、教材を使うのもスムーズに理解が深まって
より英語の世界へ入り込みやすくなり、どれも無駄ではなく、メリットもたくさんあります。それが負に働くことがあるとすれば、?健康を害するほどやりすぎたり
?子供が嫌がっているのにママが強制したり・・
こういう場合くらいじゃないでしょうか。我が家では、現在5歳の娘は、こうして英語を聞き取り理解できて、
英語人(英語をしゃべる人のことを娘はこう呼ぶ)と遊べることに喜びを感じていますし、
私も、娘と日本の絵本を読むのと同じように、英語の絵本を楽しむひとときを過ごせることに、
幸せを感じています。英語育児に限りませんが、“こうでなくてはいけない・・”ということはなく、
自分(子供)に可能な、自分(子供)に合った、ストレスのない、楽しめる方法をそれぞれのご家庭で見つけ、
それを実践していくしかないのではないかと感じています。
さて、わたしの返信は次の記事に・・・
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