本当は鳥肌と書きたいのだけれど、こんなに毎日のように鳥肌が立つ
というのはめずらしいだろうと思うので、すこし気恥ずかしくて、
トリハダにしました。
先日吉祥寺で福岡から来た英語の先生を囲むオフ会をやったという話は
ちらっと書きました。そのとき「のんた」さんがすごい話を聞かせてくれて、
わたしはすぐさま(いつものように)メールで送ってと頼んだのでした・・・
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きょう、東京絵本の会から帰ってきたら、のんたさんからメールが来ていました。
たくさん読んで、聞いて、見て--その結果いろいろなとこで出会ったことばが
ひとつの流れになって、新しい世界を見せてくれる・・・そのめまいのしそうな
瞬間(?)のんたさんと一緒に味わってみてください。
さかいせんせい、こんにちは。
この前お話した内容をメールしないと殺されそうなので、書きますよ~~(笑)
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昔々、中学校くらいか?の時、
someday は、未来のいつか、one day は、過去のある日、と習った記憶がありました。さて、昨年、絵本で、タイトルまんま、「someday」に出会いました。
「someday」自分の愛する小さな娘の将来をじんわりと暖かく遠く想うという内容の絵本です。
http://www.amazon.co.jp/Someday-Alison-McGhee/dp/1847380883/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=english-books&qid=1256362999&sr=1-1
そうそう、someday、遠い未来のいつか、こんな日が来るんだねぇ。
未来のいつか、は「someday」なんだねぇ。
と思っておりました。一方、、最近海外ドラマにはまってまして、その中で、二人の元恋人同士の会話。
もちろん、字幕版ですから、必死に字幕を追うわけです。が、会話の短いフレーズは聞こえてきますよね。
字幕の内容からすると、私の今までの知識では、「someday」のはず、ところが・・・
「one day」と聞こえてきたのです。
会話の内容を要約すると(今は離ればなれの二人だけれど、いつの日かきっ
と必ず、幸せに一緒に暮らす日がくるよね)と、お互いが確認しあうというもの。
二人が、固く「one day?」「one day」というような感じで強く言い合うのです。将来のいつか、なのにone day??
となんとなく違和感を感じネット辞書を見ると、確かにonedayにも「いつか」という意味はある。
過去のある日だけじゃないのね・・・。
で、仮説を立ててみました(そな、大げさな(笑))
somedayは、漠然とした未来。(きっとそうなるだろうなぁ~~というぼんやりとした思い)
onedayは、確固とした未来。(絶対にその日は来るのだ、という強い思い)
someとone なんだから、英語に詳しい方からすれば、当然なのかもしれないんですが(^^;)
私にとっては、結構、おぉ~~そうなんじゃん??という、発見。
その日から、「one day」が気になって、出会うようになってしまいました。妊娠したら、急に世の中に妊婦が多くなってしまったみたいに。(意識すると、脳がキャッチするからなんですかねぇ・・・)たとえば、洋楽を聴いていたら、今度はタイトルそのものが「one day」
(gary moore)です・
そのサビ
one day your dreams may all come true
one day the sun will shine on you
場面としちゃ、なんたって、bluesですから、現状は逆境なわけです。過酷な日々を過ごしてるわけです。
そして、そこで、いつか絶対にそういう日がくるんだ!!と歌う。このonedayに強い願い、思いを感じてしまいます。
これ、somedayじゃ、駄目です。それじゃ励まされない!またまた、こんな絵本の中では、
「The OK Book」
http://www.amazon.co.jp/OK-Book-Amy-Krouse-Rosenthal/dp/0061152552/ref=sr_1_13?ie=UTF8&s=english-books&qid=1256364552&sr=1-13
One day,I’ll grow up to be really excellent at something.内容は、okの字の形の少年?がいろんなことをやってみて、やってみれば、とりあえず、できるじゃん!なんだってしようと思えば、行動してみれば、できるじゃん!と知っていく。そして、視点が、今の自分から将来の自分に切り替わった時、このつぶやきが出てくるんです。
これは、ふつうなら「someday」で、将来は○○になりたいな。でも、いいんだろうけど、
この本のメッセージとしたら、たぶん、あんまり自分に自信がなかった子が、身近なできることを確認していく過程で、自分、意外にオッケーじゃん、と自己肯定し、そこで、未来だって、絶対、大丈夫!と確信したい気持ちになった時の言葉。
だからやっぱり、日本語にしたら、「いつか」でも、この子の言葉としては、「someday」じゃなくて、「one day」なんだね! と思ったのでした。
one dayっていうありきたりの「word」だけど、そのことに気づいたおかげで、それ以降、出会った場面やフレーズが心にうんと響いてきました。
「ある日」と「いつか」だけでない、「思い」の部分。思いだけに、思いこみなのかもしれませんが(笑)ではでは、せんせ~! One day,I’ll see you!
わたしはのんたさんの発見を聞いて、そうだ、なるほどと思いましたが、
自分では one day と someday の違いを意識してはいませんでした。
けれどもたしかに未来について使われた one day には someday よりも
強い気持ちが込められていると思います。
のんたさんはゼロに近いところから多読をはじめたうちの一人です。
(のんたさん、ごめん!)
その人が、のんたさんよりもはるかにたくさん読んで、聞いて、見ているはずの
わたしが気がつかないことに気がついていた!
わたしは我田引水ながら、多読ってすごいなあと思わざるを得ません。
そして、そう気がついてみると、思いの込められた one day があちこちに
ころがっていて、今まで何気なく見ていた歌や絵本やドラマがちがって
見えてくる・・・
それはのんたさん自身にもトリハダだったかもしれませんね。
そういえば、きょうも二つトリハダがあったのです。
一つは「ako」さんの音読で、もう一つはある人の支援体験。
どちらもメールをくれなかったら「コロス」までは行きませんが、
厳しいお仕置きが待っています。心するように・・・
あ、sloppieさんも、宿題がまだだよ!
追伸 のんたさん、one day 夢を実現しようね!
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