さっき「まりあ」さんのメールを紹介したあとで、お風呂で考えていたら・・・
という書き出しは・・・
(きのうもきょうもほとんど一日中お風呂で次の本の原稿を書いておりましたから)
我ながら奇妙だと・・・
(ほかのところで考えたことあるのかい?)
思いますが、お風呂の中でふと、重要なことを書き足さなきゃ、と思ったのでした・・・
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まりあさんのブログにこういう一節があって ↓
PBミステリばっかり読んでいると、児童書を読む
のがすごく億劫になります。読書相談会も担当
させて頂いておりますし、これから多読で英語に
親しもう、という方をサポートできる自分であり
たい、という気持ちもありますから、児童書も読ま
なきゃ、という義務感もあります。
この義務感というところがまさにわたしのいう「プロになるつもりならやさしい本を
たくさん読まなきゃ」に当たるわけですが・・・
そしてまりあさんとおなじことを一生懸命やった「しお」さんは義務感で読んだ
ために1年間も本を読めなくなったわけで・・・ それはここにあるとおりですが。
やさしい本のことをまりあさんは 児童書 であるように書いていたな、と
お風呂の中で思い出したのでした。
で・・・
わたしのいうやさしい本というのはいわゆる児童書のことではないのです・・・
わたしのいう「やさしい」には、 絵 が必要なのです。(映像でもいい・・・)
(いま思いついた定義ですが)
児童書の絵はせいぜい挿絵くらいなわけで、それではわたしのいう「やさしい本」
には入らないような気がします。
絵本ですね、やはりなんといっても、絵本!
それから、映画もいいですね、絵本と並びますね。
そしてテレビドラマ、ドキュメンタリー、映像付きのニュースもよいです。
それから、もちろん manga!
とくれば、日常的に英語を使う場もよいですね、やさしいことばの吸収には!
とくにそれが給料に関係したりすると、「やさしくてむずかしいことば」が
どんどん吸収されるはず? 皮肉なものです・・・
これを要するに、
やさしくてむずかしいことば が ふんだんに 、 文の形で
出てくるものをこの際、この話題に適した「やさしい本」とおなじ働きを期待できる
ものということにしましょう。
ながーい、むずかしいことを書いた本、たとえば専門書でも、一つ一つの語を
見ていくと70%くらいは基本の1000語が使われています。
けれどもそういうむずかしい本は 「むずかしくてやさしい専門語」だけ拾っても
なんとか内容をつかめる場合が多いようです。そこで、いくら70%は
「やさしくてむずかしい語」が使われているといっても、専門書あるいは
絵の出てこない本ばかり読んでいても、いちばん肝心な土台がしっかりしない
可能性がありそうです。
いちばん基本的な in とか on とか is といった 「やさしくてむずかしい語」
ばかりが使われている場面こそ、ことばの獲得にいちばん大事なのだろうと
思われるのです・・・
次は 「やさしい語でできた文がなぜむずかしいか?」という話にしましょう。
お楽しみに!
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