「Julie」さんがブログで語彙力について疑問を呈しています。
http://paperback.blog10.fc2.com/blog-entry-1435.html
この内容と同じことを「ある人」がメールで送ってくださって、
それは
http://tadoku.org/old-blog/archives/2008/10/26_1227.html
に詳しく書いてあります。
で、またしても「語彙力」について書かなければならないのは本当に
困ったことですが、おそらく大方の意見というのはてこでも動かないもの
なのでしょう・・・
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そもそも語彙ってなんでしょう? みなさんわかって使ってるんでしょうかね、
この言葉を・・・
そして語彙力増強ってなんでしょう? みなさんわかって使って・・・
いや、これはおそらくみなさんひとつのことを指しているんでしょうね。
「英単語を見て、すぐに訳語を言える」ことが語彙力なのでしょう。
でもそれはひどく貧しく、とてつもなく惨めな「力」に過ぎません。
本に出てくるすべての語の訳語をすぐに思い浮かべられるかどうかに命をかけて
いる人もいますが、それはおそろしく「学校英語」的で、「受験」的で、「点数」的で、
痩せているのではないでしょうか?
第一、英語のひとつの語を見てひとつの日本語の語を思い出したら、
ことばの理解に大きな障碍になるでしょう!
(「語彙力増強」がどうして障碍になるのか腑に落ちない人は
「どうして英語が使えない? 学校英語につける薬」という本を
ご覧ください。ちくま学芸文庫です。)
ひとつの外国語にひとつの日本語!
わたしたちとことばの関係はそんなみすぼらしいものではないはず。
ことばは実に頼りないものだけれど、言葉以上にわたしを表現してくれるものと
いったら、そうですね、音楽と絵画くらいしかないのでは?
音楽や絵画に比べられるくらい表現力の豊かなことばを、ひとつの訳語に閉じ
込めようなんて・・・ とんでもない洗脳の結果としか思えません。
まもなく「やさしいことばの大切さ」について半年考えたあげくの記事を書くと思い
ますが、Julieさんや「ある人」の言う通りです。いわゆる「語彙力増強」を大事だと
考えて、 big words の訳語を覚えることに血道を上げる人たちは本当に大事な
ことばを見失っているのだと思います。
けれどもことばを知るには語を知らなければ というのは抜き難い偏見でしょうね。
その偏見を去ることができるのはやはり5%の人たちだけかもしれない。
いや、本当に大事になことばについては根拠がいりますね。やはり6ヶ月間迷った
記事を書いて根拠を示すべき時でしょうね・・・
てんよ われに ちからを あたえたまえ ・・・
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