音と・・・ 文字と・・・

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きのうの一般向け多読サークルも盛況でした。そしてひさしぶりに「紫」さんが2週
続けて登場、そしてまためずらしい体験を話してくれました。

そこでわたしはすかさず「メールで報告を!」とお願いしたら、さっそくきのうの夜遅く、
メールが届きました。

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紫さんも「音寄りの人」のようです。音声素材の入手がすこし容易になってきて、
文字からはじまった(はじまらざるを得なかった)多読がtadokuになり、
音からはじめる人にも広がってきました。

「文字寄りの人」にとって多読がどういう役割があるかさえ分明ではないので、
「音寄りの人」にとってtadokuがどんな役に立つか、もちろんわかっていません。
けれども何人かの音寄りの人たちがいろいろ様子を知らせてくださるので、
そのうち文字寄り、音寄り、その寄り具合によって、本と音声素材をいつ、
どんな風に組み合わせていったらよさそうか、わかってくると期待しています。

酒井先生こんばんは。
そしてお久しぶりです。
やっと本業に少々の余裕が出来たのでまたのこのこ出没しはじめております。

本業に目が行ってる時は必死で、なかなか英語に浸る時間が取れずに
このまま英語がどこかへ行ってしまったら・・と思うと少々寂しく焦っておりました。

やれることと行ったら、電車の中で音も出せない脳内シャドーイング・・
これは私にとっては「何も出来ていない」と同義です(泣)

今日話した内容ですが、お言葉に甘えてさっそくメールしておきます。

まともに英語に浸れたのは4~5か月ぶりだと思います。
映画の内容をCD本にした  SCHOLASTIC level2(1000 words) 「The DEVIL wears PRADA」 です。
中断する前は勝手に「音と文字がそろそろ融合してくれないかなー」と思い
やっとシャドーイングのみから、シャドーイングしながら簡単な本を眺めることをやりはじめたところです。

そうでしたね。
ぴ~ママさんもそう、電通大のMくんもそうですが、音からはじめる人たちは
文字にどう近づいていくのでしょうね? ちなみにMくんはまだ本を読みはじめて
いません。先週もDVDばかりでした。そうだ、あした本を勧めてみます!
上のThe Devil Wears Prada はかなり人気が高いので、この本+CDから?

この本は文字数レベルの割には朗読のテンポが良いみたいで、
シャドーイングもダルくなく調子よく行えそう・・聞いてすぐに好きになりました。

いつものように、シャドーイング:文字=8:2 くらいの感じ  → ストレスなし。

中断する前も、文字離れのままのくせに文字を読むときは
文節を丸ごとがばっと掴み取りするような目線になっていました。
これは日本語を読んでいても同様なのですが
ある時気が付いたら英語でも同じことを行っていました。
では何が書いてあるか説明せよと言われたとしたら非常に困るのですが
この「まとめて目にしたものをなんとなく理解」程度で「本を読んだ!」と豪語してよいなら
特に問題無く楽しめていたので細かいことは無視して過ごしていました。
これはレベルの差は多少あるのですが、文字の少ない絵本だと2~3行一気に丸飲みですし少々自分には難しくなれば掴める範囲が狭まるだけで
一文字ずつ追っている訳ではないことに変わりはありません。

これがそもそもすごいと思います、わたしは。
わたしは何度も書くように一語一語しかたどれないのです。
2~3行一気に、というのは、憧れの世界です。

日本語の読み方と同じ、というところだけ覚えておきます。

さて、場所が変わり電車の中。
シャドーイングは思い切り出来ませんので脳内シャドーイングにします。
文字は目で追ったまま。
→ 集中しても意味が良く入ってきません。集中しようとすればするほど
文字の細かいところばかりに目が行き、掴み取りが出来ません。
過去形なのだとか、この文字はどれにつながるのだとか
覚えてもいないし出来もしない「お勉強臭い」読み方になります。
そしてますます耳からの音は遠ざかり、脳内シャドーイングもおぼつかなくなり
文字に比重が行き、内容が入ってこない。
健全にペースが取れずに悪循環です。

これもはじめて聞く「現象」のような気がします。
文字を読む、音を聞く、シャドーイングをする、脳内シャドーイングをする、といった
作業の関わり合いが興味深い=何かあるらしいがよくわからない。

好きな音量でシャドーイングを行うように戻したら、文字も好きなように掴み取り復活。

音をやめ、ただの文字だけで読もうとしたら、
これも今まで通り適当な長さで掴み取りしながらでも意味が分かるようです。

シャドーイングのみでも普通に意味が掴めています。
でも文字も同時に見る方が少々理解度があがっていると感じるようになりました。

「シャドーイング:文字=8:2」ですか?

でも、
文字を目にして内容を飲み込むよりも
シャドーイングをした方が鮮明に文字が頭に浮かぶのは変わりません。
目で見た文字よりも
耳で聞いて口でシャドーイングをした方が頭の中で文字になる。

うー・・・ またむずかしい話になってきました・・・ 
シャドーイングで頭に鮮明に浮かんだ文字を紫さんは「読んで」いるのでしょうかね?

文字をざっくり掴んでしまう目線が悪いのかもしれませんが
地道に一単語ずつ追うと何が書いてあるのかさっぱりわからなくて
数行でくたびれてしまうのです。

・・・とこんな感じでした。
面白いのでこのシリーズ本の Level 3 をお借りしました。
まだ取り組み始めたばかりですが
少々 words が増えた分、集中力が必要かもしれませんが、大きなストレスは無いようです。
1週間取り組んでみます。

よろしくお願いします。どんな様子か、楽しみです!

さあて、どんなことになっているか? みなさんにも報告しますね。