「多読的視聴 Mくんの場合」 にりとるさんがメールをくださって、
これでDVDで多読・多聴を始めた人は(はじめたころはりとるさん自身は多聴とは
思っていなかったでしょうが、わたしの言う「多聴」と偶然同じだったと思われます。)
二人になりました。
そのことを発信元のブログにも保存しておきたくて記事にします。
掲示板へのわたしの書いた返信とおなじですが、最後にちょっと訂正があります!
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りとるさん、こんにちは! 投稿、ありがとー!!
さかい@tadoku.orgです。>皆さん、こんばんは。
>先日、酒井先生のブログを読んで、ふと気付いたことがありました。
>ご存知の方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、Mくんの話です。
>彼は、DVDを沢山見ると言うことで英語へ取り組まれた方です。
>少々、趣旨がズレるかもしれませんが、以下、私のブログに記載したものを掲載します。ブログの記事は
「町の名前をひとつ - 多読的ライティング - 多読的視聴 Mくん
の場合」です。これを読んでメール・フォームからメールをくださったので、こちらに
投稿をお願いしました。>——————————————-
>私の場合なんですが、各種試験を受験した場合、得点をリスニングで大方取ってしまうほど、リーディングよりもリスニングの方が得意だったりします。『おぉ、もしかして耳が良いのかも』と長い事思っていたのですが、実は違うかもしれない事に気付きました。
ほー! こういうことに気が付くって、なかなかないのですよ、
いろいろ見聞きしてみると。って、わかりにくいでしょうけれど、
説明は下で・・・>英語を学び始める1、2年前、近くのビデオレンタル屋さんが旧作ビデオ5本でいくらと言う、システムでレンタルを始めました。元々、劇場へ行くよりも部屋でゆっくり見たい時に、見たい映画を見ることが好きだったので、このシステムを多いに利用していました。
東京から大阪に戻って来た頃で、友達なんてほとんどいなかったので、毎日のように数ヶ月に渡って見続けておりました。邦画も見ましたが90%以上が英語による洋画でした。なるほど、Mくんとよく似ているようだ・・・
>この時点で、一切、英語を学ぶつもりがありませんでした。会社にスペイン語をやってる子がいましたが、私の中に語学を学ぶと言う行為がこれっぽちも存在していなかった頃の話です。
ここです、ぼくが注目したのは。しばらく前から研究テーマにしている
「ながら」ですね。DVDを見るのは「英語のため」ではなくて
「鑑賞」のためだったわけです--ここがミソ。>その後、近くの英会話教室に行き始め、先生が言ってる事が分るのに、返事が出来ないもどかしさを何度も経験したのを覚えています。そして1年半くらいした頃に受けてみたTOEICのリスニングは320点。ちなみにリーディングは、125点。200点近く上回るリスニング力(笑)。
バランス取れてなさ過ぎ(爆)。ええ。
>で、本題に戻りますと、多分、推測ですが、毎日映画を見れるだけ見て、もちろん字幕を読んでいましたが、その行為は、いつの間にか英語を聴き取る箇所を作っていたのかも知れないと、酒井先生のブログに書かれていたMくんの話を読んで思いました。
>英語を勉強しようとせずに、映画を楽しみたかっただけなのに、いつの間にか英語を聴く能力を身に付けていたのかもしれません。ただ、本当にそうかと言われると、私には確証を持って証明する術がありません。でも、このビデオを見まくる行為は、多読とすごく似ていると思います。
>——————————————-
うーん・・・ 言葉の獲得って本当にどうなっているのでしょうね?
単語帳にしがみついて、文法書を手から離さず、問題集を端からこな
す・・・ そんなことしなくていいんでしょうね、どうも。ちなみにりとるさんの鑑賞の仕方はぼくが学生にDVDを勧めるときの
入り口とそっくりです。最初は日本語字幕でも日本語吹き替えでもいい
からとにかく楽しんで、それからこれは何回でも見たいという映画に
ぶつかったらそのうち英語で楽しもうって言うのです。(いまはもうDVDが借りやすくなっているのですね。そうしたら
どんどん借りて、日本語字幕でずっと行く手もあることになりますね。)なにはともあれ、Mくんとおなじやり方の人が一人出てきたわけです。
ほかにはいらっしゃいませんか? あるいは本よりも映画の方が
おもしろそうだ、DVDプレーヤーも持っている、あるいはケーブルテレビ
などで、いくらでも映画やドラマが見られるという人は、Mくん、りとる
さんのやり方を参考にしてはどうでしょう?>以上です。
>どれくらいの期間続けていたのか、はっきり分らない為、明白なデータはありません。唯一TOEICの結果が数字で表せたものなので、掲載しました。英語学習を意識せずに英語を獲得してきたりとるさんだからこそこういう
お願いをしますが、いつかまたTOEICを受験してみてください。
そして得点を参考のために知らせてくださいな。もし時間とお金に余裕があれば、英語を使うところへ行って、
Mくんのように、「おー、なんとかなるぞ!」と思えるかどうか試してくだ
さい。そしてその結果を参考のために知らせてください!>追伸:
>酒井先生へ
>映画のリストですが、今度ゆっくり探せる時に、探してみようと思います。急ぎませんからね-! でも、ありがとー、りとるさん!!
なお、この投稿を「多読的視聴 Mくんの場合」の続として、ブログにも載せます。
で、この投稿をしてすぐにりとるさんからもう一度メールをいただきました。
それによると、DVDで映画鑑賞をしていたときは英語学習という意識はなかった
そうですが、その後「英会話に行ったり、英国に行ったり、各種試験に夢中になっ
たり、底上げ勉強もやった」そうです。つまりそのころからは意識して英語を学習して
いたということになります。そして「何も考えないで」DVD鑑賞をやっていて、その後
英会話などをはじめてから1年半後にTOEICを受験してリスニング300点・・・
ところがりとるさんのメールをわたしはきちんと読めていなかったので、
掲示板への投稿のままだと、「DVD鑑賞だけでリスニング300点!」のように
読めてしまいます。
りとるさん、失礼しました!
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