「備忘録」前便の「近眼の独眼龍」さんの感想に「ナビィ」さんが意見を寄せてくれました。
ナビィさん、ありがとー!
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酒井せんせー、こんにちは。ナビィです。
独眼龍さんの話を読んでいて、ああ、なんかわかるなぁと思いました。
私の場合は、通勤時用の児童書(だいたい1万語以下、YL3までのもの)、
昼休み用のPBか厚めの児童書(YL4以上のもの)、家では絵本かLR、
気が向いた時は和書、という感じで読んでいます。通勤時間のうち、電車に乗っている時間は10分足らずなので、長い本は
読みにくいのです。でも、それ以上に、PBを読めるようになっても、YL0~3
の本が大好きなのです。今はZack Filesを再読しているのですが、PBを読め
るようになってもわからない単語が出てきます。こんな時、私は、ついニンマ
リして「おぉ、まだこのレベルの本でもわからない単語があった!」と感動し
てしまいます。これって変?でも、映画なんかでも、使われているセリフの80%ぐらいはYL3までだ、
というのをどこかで聞いた覚えがあります。以上、万年レベル3同盟の会員、ナビィでした。
やさしいことばを使った絵本はいわば多読のふるさとですね。
いつかはふるさとを出て行くことがあるとしても、やはり何度も戻ってほっとする、
そして元気を得てまた「戦場」へ向かう・・・
それだけではないでしょうね。さまざまな意味で土台になっているらしく、その全体は
まだわかっていないとわたしは思います。
一方で具体的に土台になっているとわかっている部分もあります。
たとえば日常的に使われる言葉の中心部はおそらく500語くらいではないかと
わたしは見ています。
もう少しくわしくは、「こども式」ブログで書いた「内容語と機能語」という記事を見て
ください。
ではナビィさんのいうYL3というのはどういうレベルか?
一応(これもわかっていませんが)ペーパーバックとのつなぎ目ではないかと思います。
つまり1000から1500種類くらいの語を使って書かれた長さ10000語くらいの本が
さらさらと何気なく楽しめる場合は、どうしても読みたいペーパーバックなら「愛」で
楽しめるのではないか? これはごくごくいい加減な目安にすぎませんが、
いまのところはそう考えています。
一方 こども向けの絵本に対する気持ちは複雑な場合があります。
ふるさとに対する思いをが複雑な場合があるように・・・
やさしい言葉で書かれた本も、ふるさとも、人それぞれです。
かならず盆と正月に帰らなければならないものはないでしょう。
とはいえできれば心のどこかに引っかかっていてほしいですね。
いつか気持ちの折り合いがついて戻れるかもしれません。
戻ってみると知っていたはずの景色に新たな発見があるかもしれません。
だからナビィさんの「これって変?」はちっとも変ではないと思います。
いずれは知っていたはずの語の知らなかった面を見つけて感動するのではないかな?
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