きのう、蘊蓄オフがありました。
蘊蓄オフは、ほかのすべてのこととおなじで、だれにでも合うというものではありませ
ん。いろいろな理由から、蘊蓄オフの「言葉そのものへの関心」は多読の邪魔にな
る可能性があります。
どういう人にとって邪魔になり、邪魔にならない人はどういう人なのか、それはまだ
よくわかっていません。実はわたし自身にもひょっとすると邪魔になっているのでは
ないかと思うことがすくなくありません。
とはいえ、まだよくわかっていないのをいいことに、わたしは蘊蓄話にのめり込んで
います。そもそも「さよなら英文法!」は蘊蓄のかたまりでした!きのうの蘊蓄オフ
では、「さよなら英文法!」に盛りこめなかった話題を語らせてもらいました。
話題は「過去完了」です。毒がいっぱいで、だれにでも読んでほしいという内容で
はありませんが、「過去完了は過去の過去を表す」というような見方を教えられた
人には解毒剤になるかもしれません。
もちろん解毒の一方で毒になるかもしれません。たとえば多読中に出てきた
過去完了にいちいち目が止まって、快適な読書が邪魔される可能性があります。
そのあたりはそれぞれ学校英語を洗い流せる利点と、多読の邪魔になる危険を
天秤にかけた上で「続き」をお読みください。
なお、「カコカンリョーってなに?」というをさなごやおとなはまったく読む必要
がありません。いったいなんでこんなことが話題になるの? と不思議に思う
だけでしょう。
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続きを読む "(毒) カコカンリョーの役割について 第一回"