レールをはずれるために −に− に、「ひまわり」さんから

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ひまわりさんからも「語数とページ数と冊数」についてメールをもらいました。
多読授業の歴史が(一部)わかります!
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えっと・・・いつものように、あまりきちんとブログ、読めてはいません。
太文字のところを、主に読んで、蘊蓄オフ絡みの‘苦手なところ’は、飛ばしながら、
「レールをはずれるために −に−」を、読みました。

今後は太字を多くしましょうね。
で、蘊蓄オフについてはいろいろ意見を聞いています。近いうちにまた説明しますからね。適当に飛ばし読みを! 

最後のほうに、昔の授業のことが出ていて、うれしかった。
はじめてさかぽんの授業に出た日のことを、思い出しました。
そして、また、心がわくわくした。
いまでも、耳に、はっきりと、残っています。
「冊数よりページ数」というスローガン。

ひまわりさんはわたしの多読授業のごく初期の教え子なのです。そのころは graded readers だけを使っていて、しかもいちばんやさしい本が600語レベルからという時代・・・ いまから振り返れば当然のことながら、ペーパーバックを読むところまで行く人はほとんどいませんでした。一橋大学は英語が得意な学生がおおいことになっていましたが、それと「多読」できるかどうかは関係なかったのです。

本が、たいていは、いつも、終わりまで読めずにすごしてきたわたしにとって、それは、すごく、うれしいことばだった。
「いいよ。そのままで。あなたの読みたいように読んでおいで」と、言ってもらえたような、気がした。
だから、その日から、わたしも、こわがらずに、本を、手に取ることが、できるようになりました。
いまでも、わたしは、「冊数よりページ数」が好き。そして、語数よりも、ページ数のほうが、好きだな。
(もちろん、「語数だけでなくページ数」という表現で十分なのだけれど)
ページ数でのカウントしか知らなかったわたしが、初めて進化した多読(「100万語多読」)に出会ったとき、
「いつの間にこんな精緻なカウントの仕方が確立されたの?すごーい!」と、すごくびっくりし、感動したのですが、
同時に、「でも、多読、なんだか窮屈になったなあ・・・」と、感じたのも、正直なところでした(ごめん)。
わたしには、その精密な感じ、真剣な感じが、ちょっと、息苦しいように、感じられた。
(だから再会後も、すぐには、多読、始められなかった)

ここにわたしとしては反省しきり・・・
たしかに語数カウントは精密で、真剣な感じですねえ・・・
平気でいい加減なカウントをする人も多いと思いますが、「きちんとした人」には大きなプレッシャーでしょうね、正確に数えることが。

しばらくして、わたしも語数をカウントしながら読む多読を始め、
その方法での「多読」によって、たのしい出会い、うれしい出会いに、たくさん恵まれました。
いまでも、たまに、気が向いたとき、読んだ語数を数えてみたりすることも、あるし(興味本位でだけど)、
「語数カウント」という発明の恩恵を、わたしも今までいろいろこうむってきたとは、もちろん、思っている。
でも、やっぱり、「ページ数」が好きだなあと、感じています。
そのほうが、無理がないし、
それに、おおらかな気分に、なれる。
だから、ブログを読んで、「ページ数」に光があてられているのをみて、
「おー!おかえり!多読!」って(笑)、
なんか、うれしかった。
というわけで、「ページ数」にのみ反応しての、メールでした・・・
では、また・・・

反応してくれて、ひまわりさん、ありがとー!
それに昔を思い出したよ、それも、ありがとー!!