劇薬を使ってみたいけれど、どこで手に入りますかという質問をくださって、BBC World Service を紹介したXXXさんからお礼のメールです。
でも、お礼だけではなかった！
またまた予想もしなかった展開が・・・
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酒井先生、ありがとうございます。
そっかー！そうですね！Dr. SeussやMother Gooseがありますね！
「口にやさしい良薬」・・・いつも先生の胸にすとんと来るネーミングに感動です。
９月からさっそく試してみます。そして報告します。
はい、報告をお願いします！ わたし自身、「口にやさしい良薬」なんて言いながら、
効果はまだためしていないのです！ ほとんど詐欺師です・・・
（でもいままでだって、「胡散臭い」と言われてきたのだし、そういう疑いを
持って多読をはじめる人の方がよい結果が出ているようだから、いいのです！）
生徒の中にとても面白い子がいました。
Mathの本が見たいなーと手帳に書いてあったので、高校生（大学初級レベル？）の数学の教科書を見せてあげました。厚さ５センチの百科事典のようなサイズ、重さの本です。
夢中になって読んでいる！？でまた聞いてしまいました。
読んでるの？問題を解いているの？どういうふうに楽しんでいるの？いま自分が習っている単元の公式や定義、問題の出し方、数字や記号の読み方、説明など、すごく面白くて楽しいのです！数学が得意でなくてあまり好きではなかったけど、好きになりそう！２学期から数学頑張る！数学の勉強がしたくなりました！
これが彼女の答えでした。
おー・・・！ なるほど！！
わたしは英英辞典を引くときは自分の知っている語から引くといいよと言いますが、それとおなじなんでしょうね。それにしても、なんと自由な子なんだ！
歴史が大好きで日本語で買うと上下巻１２０００円する本が、ペーパーバックだと２０００円ちょっとで済むので、多読やっていて良かったです・・・といった生徒なので、多読力はものすごいです。もちろんこの本も目標本だといってましたが・・・。
それにしても英語多読で数学の勉強がしたくなるなんて、ほんとにびっくりでした。
これはぜひぜひ覚えておきます。密かな計画もあるのでね・・・
他にもユニークな生徒がいて、私自身がとても楽しかった！
と考えているうちに、たまたまユニークな生徒が私のクラスに集まってきたのではなくて、もともと私たち誰もがユニークな存在なのだという当たり前のことに思い至りました。
つくづく、一人一人みんなユニークだと思います。
ひとりひとりじっくり話をしながら本選びをしたり、本の話から生徒の生活を感じ取ったりという触れ合いのできる多読指導（指導という言葉は使いたくないけど）のパワーを改めて感じました。
そうですね、そのユニークなところを引き出せることが多読の強みではないかな。
長くなってすいません。以上、お礼とご報告です。
わたしも鳥肌が立つ経験を少しずつでも重ねていきたいです
はい、一緒にね、こどもたちの、そして（こどもたちよりももっとくるしんでいるかもしれない）おとなたちの手伝いをしていきましょう！
XXXさん、ありがと・・・
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