「Whiskers」さんからメールをいただきました。
最初はこども式掲示板に投稿してくださったものですが、言葉がきつすぎたかもしれないと考えて投稿は削除して、わたし宛のメールにしたとのことです。
そんなにきついとはわたしは思いませんが、たしかに掲示板よりもブログに載る方が「当たりは柔らかくなる」かもしれませんね。
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酒井先生が、「ディクテーションについて投稿をお待ちしています!」(でしたっけ?)と書いてらっしゃったので早速・・・。
私は個人的に、ディクテーションは好きではないので、自分の英語のためにやったことはほとんどありません。
というのは、書く速度は絶対(とは言い切れないのかもしれませんが、おそらくほとんどの場合)話す速度にかなわないからです。だから、多分100%聴き取れている人がいたとしても、1回でそれをすべて書き取ることはできないでしょう。日本語でもきっと書き取れないと思います。速記は別でしょうけれど。
ディクテーションって、書く速度が必要なのですか?
それは知らなかった--わたしのいうディクテーションは、細部まで全部書き取るためにいくら時間をかけてもいいようなディクテーションのことでした。誤解させたとしたら、ごめん!
加えて、100%聴き取ることは実は必要ではないからです。これも、日本語のディクテーション、特に普通の会話を録音してディクテーションをしてみるとよくわかります。会話をただ聞くと中身がよくわかるのに、ディクテーションをして書き取った
ものを読むとかえってわからないものになることがあります。人は推測しながら会話している(または聞いている)ので、発せられている言葉以上のもので理解しあっているようです。物語でも推測しつつ聞いたり読んだりしているはずです。だから、映画やドラマは最初聞き取りが難しいのだと私は思っています。背景を知らないから。
その通りですね。これはディクテーションに時間をかけている人にやってみてほしいですね。ぜひ、日本語のディクテーションをやってみてください。日常会話はもちろんのこと、対談やアニメのディクテーションでも、細かいところは聞き取れていないことがわかります。
そういうところは聞き分ける必要のないところなんですね。
言い換えれば状況や話の流れから「聞こえないけれど、わかってしまう」部分ですね。
・・・とここまで書いて、自分では授業でディクテーションをやっていないつもりだったのに、テキストのタスクの中にもあるし、自作プリントもそれに近いものがあるなあと反省。
反省までする必要はありませんが、本当に役立っているかどうか(弱形まで無理やり書き取らせようとしていないかどうか)は
考えてみる必要があるかもしれません。
英語学習雑誌でもテキストでも、発音の変化(こういう場合にはこう聞こえる)についてのコラムや記事がありますが、それは聞こえる人の解説であり、その記事を読んだところで聞こえるようにはならないので、「よけいなお世話だなあ」と思っています。
そういう記事には「on in at of …などは通常みな同じに聞こえるので、話の流れからどの語かを判断するように」って、書いてありますか?
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