「さよなら英文法!」第2章に大間違い!


うわー! 完全に思い違いをしていました!!
the の話をしているつもりが、途中から「言い換え」の話になって、this が使われているのに the のつもりのまま話を進めてしまった・・・!
「子連れ」さん、ありがとー!
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酒井先生,こんにちは.「子連れ」と申します.
『さよなら英文法!』で,質問があります.一度,通して読んだときには気がつかなかったのですが,パラパラめくっていて,あれっと思った箇所があります.

たくさんの人が読んでくださったと思いますが、何度も何度も読んだわたしを含めて、ほかにはだれも気がつかなかった・・・

『さよなら英文法!』p.61で,「 the の役割が無視されたためにわかりにくくなった例」として,スミス『国富論』について述べられています.
p.62では原文が示されていますが,どの the について先生は指摘なされているのでしょうか.考えられるのは3カ所で,
the reason why the improvement of the productive powers
での3つのtheですが,5つの翻訳で問題とされているのは,this art が何を指しているかであって,the の役割ではないように思います.ここでは,the と類似の役割を果たしている this について指摘されていると考えてよいのでしょうか.

その通りです。
よく読みこんでくださったと思います・・・
this art という言い換えをわたしは the art と読み違えたのですね。

推測にすぎませんが(間違っていたらお詫びします),先生は2つの事柄を「英日翻訳の言い換え問題」として同じだと考えておられたため,無意識に the の役割を説明する箇所に this の説明を持ってこられたのではないでしょうか.
指示代名詞としての this は,直前の何らかの事柄を指しているのに対して,先生の指摘されている冠詞 the の役割は,既知の事柄を受けているものとして説明できると思われますが,スミスの文章での this は the に近いように先生は受け取られたのではないでしょうか.

そうかもしれません。いや、単純に this を the と四見間違えたのだと思われます・・・

原文での in this art がもし in the art であれば,同じように解釈可能なのでしょうか.私には無理のような気がします.artという語だけでは agriculture を連想させる力がないように思われるからです.私には art という語が持つニュアンスがよくわかっていないからそう思うだけかもしれません.ここではまだ議論の対象になっている事柄が既知ではないため,this になっているように感じます.
this と the は日本語に無理に訳すと,「この」と「その」ですから同じ意味のようにも使えるかのかなあとも思いますが,英語では明確に区別されているのでしょうか.
推測ばかりで,自分でも何が言いたいのかよくわからなくなってきました.愚問かもしれません.

とんでもない! 愚問どころか極上の賢問です。
the はどちらかといえば this よりは that に近いでしょうね。
それはともかく、できるだけ早い訂正の機会に(しばらく先になりそうな気配ですが)

『さよなら英文法!』p.61で,「 the の役割が無視されたためにわかりにくくなった例」

という部分は

「 言い換えの役割が無視されたためにわかりにくくなった例」

と訂正します! 
訂正されたら、訂正済みの「さよなら英文法!」をお送りしますね。
子連れさん、またまた、ありがとー!!