またしても「間者猫」さんのブログです。この意見を聞いたときには驚きました・・・
as の時とおなじで、多読する人はわたしとおなじ認識を持つまでにわたしの10分の1くらいの時間しかかからないらしい・・・
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【覚書】人称代名詞は直前の名詞を受けているような気がする。
言い方もわたしとおなじなのです。10年くらい前まではわたしも英文和訳を授業で
やらせていたわけですが、その時よく学生が人称代名詞が受けている名詞がどれだかわからなくなるのです。そこで助言するときに言っていたのが「人称代名詞は直前の(数の一致する)名詞を受ける」だったのです!
多読を始めてある程度読めるようになっても、
登場人物が多くて、文中のHeやsheが誰だか分からなくなった
という経験はありませんか? 私はあります。
文の流れや会話の意味で誰が言っているのか大体は分かるのですが、
やはり誰が言っているのかこんがらがることがありました。
ところが語数を重ねているうちに、だんだんと
”Heやsheやtheyは直前の名詞を受けているような気がして”きたのです。
これが正解かどうかは分かりません。
なんとなくそんな気がするだけです。
このルールが分かってくると、刑事ものなどで
上司や同僚や容疑者がたくさん出てきても
あまり迷わなくなって、楽に読めるようになりました。
まあ正解かどうか分かりませんが、そんな気がするのでメモ程度に。
人称代名詞がもしもっと複雑なルールで使われていたら、読んでいる人にはとても耐えられないでしょう。たとえばさかのぼって二つめなんていうルールだと、覚えているのは大変です。その点「直前の名詞」というのは簡単明瞭! これなら頭に負担をかけません。
で、ここからが大事・・・
そんなに簡単な話なら、いままでなぜ人称代名詞が読解を妨げていたのか?
そうです。語順をひっくり返しながら訳していたので、「直前」にあった名詞が後ろの方に行ったり、間にいろいろ入ったりして、どうつながっているかわからなくなっていたのですね。
間者猫さんが直前の名詞と気がついたのは、生半可なことではありません。
英文を語順のままに楽しめるようになったからこそ、「直前」に気がついたのだとわたしは想像します。
これもおそらくは多読の威力なのでしょう。
わたしは30年くらいかかりました・・・
わたしも多読をしたかった。
これからでも間に合うでしょうか?
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