京都講演会から・・・ その参

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一つの講演会で三人もの方がメールをくださるというのは、珍しい!
「子連れ」さんは、中学1年生の息子さんと一緒に来てくださったのですが・・・
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酒井先生
先日の京都での講演会では,楽しいひとときを過ごさせていただきました.ありがとうございました.
子連れで出席し,また子どもも次の講演会を聞きにいきたいと申しておりますので,ハンドルネームは「子連れ」で,掲示板にも100万語を通過したときに書き込ませていただこうと思っております.

こどもさんがいるといつも不安になります。わかってもらえるように話ができるかどうか、自信がないので・・・

先生がNHKの基礎英語は無駄だとおっしゃったことに息子はいたく感激し,自分に都合の良い話が聞けると思って,また講演会に行こうと考えたようです.基礎英語を聞くように言ったのは,実は私です.妻には,「そんな講演会に連れて行ったから…」と!

あ、奥様も一緒に・・・(?)

息子の学校(京都の私立中高一貫校)では,ネイティヴの先生が授業時間の一部を使って中学1年生に絵本を読ませているようです.子どもにとっても簡単な英語が書かれてあって馬鹿にしていたようですが,酒井先生のお話で,息子は注意して絵を見る必要性を密かに感じたのでないか,と思います.

これはとってもうれしいです!
「英語の学習」なのに、なんで絵があるんだ? 絵でどうして英語の勉強になるんだ? という人がほとんどですからね。よかった、よかった!

私は多読歴はまだ1年半ぐらいで,90万語程度ですが,読み飛ばすことができるようになってきましたので,どうやら軌道に乗ったと感じています.

飛ばせるようになると、本1冊を読み終わるまでの時間が短くなりますよね。それだけでもおもしろさは増すと思います。
はじめて大学生を相手に英語の授業をやったとき、2年ほどは1冊100ページくらいの小説を一文一文訳していく授業をやりました。そしてすぐに気づいたことは、どんなにわたしがおもしろいと思っている作品でも、そんな風にゆっくり読んでいたらちっともおもしろくなくなる、ということでした。おもしろく読むには、速度は必須だろ思われます。
100万語報告を楽しみにしています!

酒井先生の講演で私が期待していたのは,実は多読ということよりも,ブログで書かれていた「言葉の最小単位は語ではなく文」という見方についてでした.一つ一つの語の意味は,その語が含まれている文章のなかで決まるということなのでしょうか.一つの文のなかに語がおかれたときに,語の意味は確定するということなのでしょうか.書き手側からすると,一つの文で二つのことを言おうとするわけはないと思うのですが,読み手の側からすると多様な意味を汲み取ることも可能なのか,など,意味という問題をめぐってわからないことがたくさんでてきます.
また京都近辺で講演をなされるときには,言葉の意味や物語についてお聞かせください.

「言葉の最小単位は語ではなくて文である」について聞きたかったという感想ははじめてです・・・
言葉の意味も物語も、複雑で、むずかしい話題です。
そしてこれについてはいーっぱい語りたいことがあります。
関心のある方と、いくらでもお話ししたいと思います。次の京都講演会と言わず、
(あるかもしれない)大阪、奈良、富山などで講演会がある場合もぜひ視野に入れておいてください!
では、息子さんと一緒に楽しく多読を!!