レールをはずれるために −に− について、「マクマーン」さんから


「マクマーン」さん(だと思うのですが、違っていたらメールをください)は「レール」ではなくて「道しるべ」だと思っていた、と!
喩えには目に見えにくいものを具体的に指し示す力があります。
一方で、そのものとはちがうので、敷衍していくとどこかでその力を失い、むしろ見えにくくしてしまいます。
レールか道しるべか、という区別もそれに似ていますが、とりあえずマクマーンさんにお答えすると「わたしは道しるべのつもりだったが、最近はレールだと誤解する人が増えてきた」としておきます。
くわしくはマクマーンさんのメールを読みながら・・・
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酒井先生ご無沙汰しております。
熊本や福岡で多読(当時はSSSでしたが)のオフ会に何回か参加させていただき,その際お会いした事があるXXです。 最後にお会いしたのは熊本の紀伊国屋書店の講演後のオフ会でした。あれはもう3年くらい前になるのでしょうか?

さてと・・・ 3年前くらいになりますかね? 
熊本の小さな講演会場にぎっしり詰めていただいたのでしたね。

先生のブログを久しぶりに拝見したところ,「レールを。。。」のくだりがありましたので,興味深く拝読いたしました。私が感じた事を率直に記載しますと,
「多読および語数(百万語)設定は,”レール”ではなく”道しるべ”ではないの?」 ということです。少なくとも私は両者を道しるべとして使用していました。

上でも書きましたが、わたしもそう思っていた・・・

”レール”と聞くと,自分としては,「列車(この場合は多読者)を特定の方向に道を踏み外さず規則的に運行させるための土台・基礎」というイメージを思い浮かべます。

わたしもそういうイメージを持っています。だから、そのイメージは避けたい。

 対して私のイメージする道しるべは,「目的地(目標)へ向かう方向はこっちだよ」という単なるサイン。道しるべの利用者はあくまでも自分のペースですすんでいく事になります。目標に向かう道は一つではないので途中で脇道にそれたり,道の駅で休憩するのも各自の自由。

まったくその通りです。レールではないから、時刻表もないし、だれかが後ろから迫ってくるから急がなければ、ということもない。

道しるべに求められるのは簡単で分かりやすい事。そういう意味では最も簡単な(努力の少ない)語数を道しるべに設定するのが自分は好きです。なぜなら一語読むのに対し,一ページ読むのと一冊読むのではどちらが簡単か言うまでもないし,それにくわえて,後者の二つはそれ自体が道しるべというよりも目的地(目標)そのものになってしまう可能性がある。 道しるべはあくまでも簡潔なのが使う方にとっては望ましい。
そういう観点から自分としては「百万語というスローガンはあった方が望ましい」のではないかと考えます。実際,自分の経験では百万語を一つの通過点(多読開始時は百万語自体が目標)として,楽しみつつ英語を学べました。また今では「読みたい英語の本を読める」という楽しみを味わっています(本の内容の理解度は別として)。

語数のヒントは北杜夫の本です。読書量の目標を立てるのですが、なかなか冊数が進まないので、ページ数で記録する、それでもなかなか増えないので字数を数える・・・ とても印象的だったので語数を数える案が出てきたのでしょう。

ところで矛盾を感じるかもしれませんが,先生がブログでおっしゃっている「多読を壊す」とか「語数だけでなく、ページ数や冊数を併用しよう!」という考え方,私は賛成です。多読という学習法も一つの通過点は超えたので新しい目標が必要なのかもしれませんね。
私が言いたかったのは,先生が多読を”レール”とイメージされていたように感じたので,私は”道しるべ”のイメージで多読を考えていましたという事を表現したいために展開した考えです。失礼な点がありましたらご容赦ください。

失礼なことはありません。マクマーンさんのメールで、みなさんにわたしの懸念がよりよくわかってもらえたと思います。
まさに、多読がある転機を迎えたので、新しい目標が必要なのでしょうね。

ところで,私は先日サンフランシスコで6ヶ月間の滞在を終えて帰ってきました。現地では大学の公開講座やワークショップに通い勉強しておりました。そこで感じた事ですが,自分のh=場合,リーディングやリスニングは何とかこなせましたが,スピーキングやライティングになるととたんに小学生以下レベルの内容になってしまい,非常に大きなギャップを感じました。これから本格的にアメリカの大学に入学しようと計画していますので,まずは苦手な部分を克服しようと’こども式’を参考にさせていただきます。機会がありましたらオフ会にも参加しますのでぜひよろしくお願いします。

ありがとうございます。
できれば近いうちにまた九州にうかがって、多読的おしゃべり、こども式おしゃべりをオフ会でやってみたいものです。
でも、まずはたくさん読んで、たくさん聞いて、マクマーンさんの体に質のよい英語を吸収しておいてください。質のよい英語はマクマーンさんの体の中で息をしはじめ、少しずつ育っていきます。
最後に、アメリカの大学入学計画のお手伝いをしたいと思います。
何ができるかわかりませんが、いつでもメールをください!
ではね、楽しく、がんばって!
追伸 アメリカの大学の講義をインターネットで見聞きできることはご存じですよね?

レールをはずれるために −に− について、「マクマーン」さんから


「マクマーン」さん(だと思うのですが、違っていたらメールをください)は「レール」ではなくて「道しるべ」だと思っていた、と!
喩えには目に見えにくいものを具体的に指し示す力があります。
一方で、そのものとはちがうので、敷衍していくとどこかでその力を失い、むしろ見えにくくしてしまいます。
レールか道しるべか、という区別もそれに似ていますが、とりあえずマクマーンさんにお答えすると「わたしは道しるべのつもりだったが、最近はレールだと誤解する人が増えてきた」としておきます。
くわしくはマクマーンさんのメールを読みながら・・・
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